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ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第四部 ハイブリッド・ブレイバーズ
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第七章 第六話 オト覚醒す・・・

「許せません・・・」

味方全てを行かせ、オトは神波動オーラを発現する。

「愛は神聖なものです!」

「ふざけているわよねぇ・・・「そんなことのない世界をつくる努力」ですって・・・?あの無敵の騎士もふざけてるわ。私はねぇ・・・「愛」そのものが嫌いなのよ!」

「でも、キティルハルムは成功しているです!」

「綺麗ごとを形にした国家だからよ・・・!」

まさに、肯定する者と否定する者である。

「あなた・・・こんなかわいい顔してるのに汚らわしいわ!男なんかとヤらずに一生を終えれば、どんなに老いさらばれてもきれいでいられるのに!男だってそうよ!」

平行線だ。

「許せないです・・・こんな理由で、多くの人々を殺したですか!私たちのご先祖を苦しめたですか!」

その姿は、九尾の狐である。

「そうよ!だから全てを破壊し、神々さえも滅ぼし「無」にかえる・・・」

オトは、呪符に神波動オーラをありったけ込めて放つ。

「火炎乱舞!」

これは、鳳凰浄化炎フェニックスフレアの強化術である。

「臭いわ!男臭い!」

わめきちらし、炎を放つ。

二つの炎がぶつかり合う。

「ソレがなければ、あなただって生まれなかったです!」

「そうよ!「だから」汚らわしいんじゃないの!」

ふと、ミュウから凄まじい黒い神波動オーラが立ち昇っていた。

「こ・・・これは・・・「闇の悟り」!?」

「あら・・・私たちは大魔王・・・破壊神王とは違った「邪神」・・・人から「神」になる定義は「悟り」・・・」

「う・・・うわああああああッ!」

「!!!」

オトは、黒い神波動オーラを噴出していた。

「こ・・・これって・・・」

「わかった・・・でも・・・でも・・・そんなのは「だめ」ですうううう!」

「これは・・・「闇の悟り」まさか・・・」

そのまさかである。

「ふうううう・・・」

「はあはあ・・・押さえ込んだです・・・」

「バカな!「光神波動ライトオーラ」で、「闇神波動ダークオーラ」を抑えたって・・・?」

「いくです!」

「「人間」は本来、「混沌属性」と聞く・・・「神」でも難しい「混沌神波動カオスオーラ」に覚醒するなんて!」

オトは、両手を広げる。

「そうですか・・・なんとなくできると思ってましたが・・・」

オトの神波動オーラが高まっていく。

「私が、認められないというのもありますが、それ以上にあなたは危険です!」

オトは、九つの炎を放つ。

「九炎乱舞!」

その圧倒的な、炎でミュウは焼き尽くされた。

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