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ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第四部 ハイブリッド・ブレイバーズ
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第七章 第五話 醜悪の大魔王VS稲荷姫

「総攻撃を開始します!最終目的は、「天空そらの勇者」を超魔王ガルアレート・・・ハルカ博士の下へ導く作戦です!戦闘員は、突入準備を!艦の指揮権は、ユーフェル王に一時委譲します!」

言うと、ライテスは、鎧の上に白衣をまとった。

「ガラじゃないな。」

ユーフェルは、神波動オーラを発現し、神狼フェンリルとなる。

「私は、狼王か・・・様になっているな。」

「では、軍をお借りします。」

「うむ。ここは任された!」



実験棟を抜けると、そこにはミュウがいた。

「お久しぶりね・・・女王様!」

もはや、溢れる怒気を隠そうともしない。

「ここは、私が戦うです!」

オトが、呪札を手にすすみでた。

「誰かと思えば、「あの」姫様ね・・・汚らわしいわ!」

「愛する人と結ばれて、何が「汚らわしい」ですか!」

「あら・・・「愛」こそが汚らわしいのよ。だって、「愛」のせいで「父親」が「息子」と「侍女」の結婚を認めてやろうとしたら、かけおち・・・ついでに家も没落なんて例もある。」

「そ・・・それは・・・」

「レイスト一族だって、二代目レイストが妻との間にもうけた子供たちも、千年経って争ったあげく、そのうち一人は「人から生まれた魔王」になった・・・充分汚らわしいわ・・・」


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