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ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第四部 ハイブリッド・ブレイバーズ
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第七章 第二話 遺跡探索

ノワール二世は、エレノア邸で、ノワール女王の「忘れ物」を物色していた。

「「溶解人間べろっち」「金属バット」「別人28号」「ケケケの毛太郎」「超事故要塞マックロス」「デブルマン」・・・いろいろありますね・・・使い魔時代の初代陛下は、大変な「アニメおたく」だったようですね・・・」

言いつつ、ほくほく顔のノワール二世。

「あくまで、歴史の資料なんですよ陛下・・・」

ミスティがたしなめる。

「この写真など、いいですね・・・」

猫姿で、再生機プレイヤーにディスクを挿入する、「初代」の写真・・・

「建国期の写真は皆、寂しそうでしたからね・・・」

「ええ。確かに晩年は、「子供たち」に囲まれて、幸せだったでしょう・・・しかし・・・」

「主人と祖国を失い、お辛かったでしょう・・・」

「そうですね・・・望んだことではないのに「一つのものを得て、全てを失って」しまったのですから・・・」

ノワール二世は、ぐるりと部屋を見渡した。

「この完璧に残った家を見ると、当時の初代陛下が、いかに幸せだったかがわかります。主人や同僚と共に働き、時にくつろぎ・・・」

「「国破れて、山河あり」か・・・」

ミスティは、ぽつりと呟いた。

「「地球」の故事ですね。」

「ライテス卿が、おっしゃっていました。「国は滅びたけれど、大自然は残っている」という意味でだそうです。」

「さて・・・資料は回収しました。戻りましょう・・・」

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