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第五章 第九話 フローラ輝く
カオティカは、驚愕した。
この女は、本当にかつて自分を倒した女の娘か!?
はっきり言って桁違いじゃないか!
他の大魔王たちは、ルミナリア・ライテスばかり気にしているが、このフローラも強い。
「見た」だけで、神波動と「進化」を覚えたという・・・
「模倣の天才か!?」
「モーホー?違うよ。」
にっと笑って、懐に飛び込む。
「天帝浄化光!」
掌から、光を放つ。
「ぐはッ!」
「やっぱり効いた。「闇」「混沌」には、「光」が効くって叔父様言ってたもんね・・・」
「くそッ!」
得意攻撃の、「混沌弾」を乱射する。
が、フローラは、ひょいひょいとかわす。
「奥義!ティアムレット・バースト!」
フローラは、側を駆け抜けた。
次の瞬間、カオティカはばらばらになっていた。