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ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第四部 ハイブリッド・ブレイバーズ
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EX2 軍師の思惑

連合軍で、軍師と認識され始めたライテスは、その灰色の脳細胞をフル活用し、戦略を考えていた。

「まったく、なんで私が連合軍の軍師なのだ・・・!」

ライテスは、頭を抱えた。

「「「勇者の父親」ジョブゲット!勇者の支援をし続け、勝利!」というシナリオで満足だったのに!」

「無欲ですこと。」

「父上・・・お金も名声もたっぷり・・・だからこれ以上何もいらない。」

ユイが、呟く。

「だから、父上アホ親父やってる。」

「人生の勝ち組・余裕の無双って感じなのに。」

「誤解です。・・・ああ・・・前世からコレだ!余裕がないからバカやって誤魔化し続けていたのに、そっちが表だと思われるとは!」

キティ二世の言葉に、げんなりとするライテス。

「余計なことは言わないで下さい。殿下。コレだから「ピンク色の脳細胞」と陰で言われるのです。」

「んだとオラッ!」

そんな外野を無視して、ライテスは戦略を練る。

「・・・と、そうなるか・・・」


「フフフ・・・見ていろ・・・大魔王共・・・逆転して勝ったと思った時が本当の勝負だ!」

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