第一章 日常
皆さんこんにちわ♪
閲覧していただきまことにありがとうございます♪
小説初心者なので読みにくいところが多いと思いますが頑張りますのでどうかよろしくお願いしますです♪
―AWT―
それは現在の人類の最先端技術である。
空気中に擬似的画面を映し出し、様々な情報のやりとりができる。又メールは勿論、電話、ネットも手ぶらでできるという優れ物だ。
Air Windows Tecnorogy
通称
―AWT―
君がそれを手にする日は近い…
…
プツン…
山田「もう持ってるって」
僕はそんな独り言を呟きテレビを消した。
山田「じゃ、いってきまーす!」
山田母「はーい」
…
僕の名前は"山田太郎"
小学校とかでつかわれてるあの例題の名前と同じだ
それでよくからかわれたりもしたものだ。
因みに現在は高校2年生で自宅の近所にある"第二東高等学校"に通ってるんだ。
なんて、自己紹介染みた事を考えていると…
(バシッ!)
山田「イタ!!」
入江「よう!山田!」
山田「なんだ、祐吾か…」
彼の名前は"入江祐吾"
僕の友人の一人である。
背が高くてスタイルがいいのが特徴?…だと思う。
入江「なんだとはご挨拶だなぁ?
もっとこう友人を思いやる態度ってのはないのか?」
山田「いいじゃないか、今に始まった事じゃないし♪」
入江「…」
そんな他愛もない話をしていると今度は
音田京介「お前の罪を数えろ!!」
山田「は?」
音田「いや、何でもない…」
山田「あっインキン♪おはよう」
音田「おはよう、それと俺はインキンじゃない…」
山田「ごめん、つい癖で」
音田「クセなのそれ!?」
"音田京介"
彼も僕の友人の一人である。シャイで無口なクールboyだ。
森満子「朝から下品な会話してんじゃねぇよ!」
入江「オッス!まんこ」
森満子「そう呼ばないでっていってんでしょーが!!!みつこだし…(怒気ドキ)」
入江「はっはっは!」
満子「私だって一応女なんだから…」
入江「どこがよ!?」
山田「その辺にしときなよ二人とも」
音田「…」
僕らの朝はいつもこんな感じだ。
入江「おっ、そういや見たか?昨日のニュース」
入江が虚空に指をさまよわせて話す。
一世代前から観てみればちょっと不思議な光景かもしれない。
だが僕らにはこれが普通の光景なのだ。
山田「いや、見てないけど?」
音田・山田「オープン」
言葉とともに目の前に窓枠ができる。
窓枠はやがて半透明の画面となり時間や新着のメールやニュースなどのあらゆる情報が表示されていく。
山田「これのこと?」
画面に表示されているニュースのひとつを指でタッチし、それを入江に向かって投げる。
入江「あぁ、これこれ」
音田「最近増えてるね」
山田「うん…物騒なニュースがね…」
入江「まぁ、気にする事はないさ」
満子「何よ!?私にも教えなさいよッ!!」
入江「おめーには関係ねぇーよ、まんこ!!」
満子「まっ、また!」
山田・音田「ぷ、ははは!」
(プツン…)
山田「あれ?AWTが消えた?」
音田「そりゃ、もう学校の敷地内だからね」
山田「ホントだ、いつの間に…」
学校や病院などの公共施設には大抵
"DFW"
通称
―ディフェンスウインドウ―
というセキュリティシステムが張られていて、その範囲内に入ると一旦AWTの電源が自動的に落ちるようになっているのだ。
このシステムは例えば病院にある電磁波に弱い器具を守るために設置されていたりする。
入江「はぁ~今日も退屈な一日が始まろうとしている~」
山田「そんな事ないよ」
僕達はそれぞれ自分たちのクラスへと入っていった
―放課後―
入江「ふぁ~…」
山田「はは、眠そうだね。」
音田「…」
満子「祐吾!!」
入江「あぁ?」
満子「帰り道に新しくお好み焼き屋できたんだってー」
入江「ふーん、で?」
満子「今日行ってみない?勿論皆で♪」
山田「いいね」
音田「山田が行くなら」
入江「俺はパース」
山田「どうしてさ?」
入江「気分が乗らん」
音田「連れないなぁ…」
満子「あっそ!じゃいいわ、山田、音田君行きましょ!!」
山田「祐吾も来ればいいのに…」
音田「ふむ」
僕らは祐吾と別れてお好み焼き屋に向かった
…
(ジュー…!!)
山田「うわ~美味しそう!!」
音田「ふむ」
満子「ホントね!」
山田「そうだっ!」
山田「オープン!」
画面が表れる
(プルルル)(プルルル)
(ガチャ)
入江「はい、もしもし?」
山田「祐吾」
入江「山田か、どうした?」
山田「今から送る映像を観てくれない?」
僕は両手で四角を作りお好み焼きを標準に合わせた
山田「どう?」
入江「(…ゴク…)」
山田「今お好み焼き凄く食べたくなっただろ?」
入江「そそ、そんなわけ…」
山田「ホラホラ♪」
(ジュー…)
入江「(ゴク…グゥ~…)」
山田「さぁ、自分に嘘をつかずに…ね♪」
入江「…チッ!!仕方ねーな!今からそっちに向かうよ」
山田「はは、了解」
山田「だって、森さん」
満子「何で私に言うのよ!!っていうかあんな奴呼ばなくてよかったのに!」
音田「素直じゃない…ふむ」
しばらくして入江も加わり、お好み焼きをおいしくいただいたのだった
…
山田「だだいま~」
山田母「お帰り」
山田「オープン」
新着情報を確める
山田「!!」
僕の身体中に衝撃が走る
山田「…あっ…くっ…!」
山田「新作のギャルゲーがははは、発売だって!?」
山田「早速音田に連絡しないと」
(プルルル)(プルルル)
(恐れ入りますがだだいま大変電波が混雑しておりますので…)
山田「だめだ、でないや…」
山田「ん?どうして電波が混雑なんか…」
普段では電波の混雑など考えられないのだ
山田「どうしたんだろう」
僕はAWTで情報収集してみる事にした……が、
山田「どうしてどこも繋がらないんだ!?」
あらゆる場所へのアクセスが一切できないのだ
山田「まぁ、いいか」
僕はそのまま床につくことにした。
・・・
翌朝
山田「な、なんだって!?」
僕はAWTの呼び出し音で起こされた。
僕をよびだしたのは、他でもない入江祐吾だった。
山田「朝から電話で呼び出しなんてどうしたんだよ?」
入江「急用だ!!」
山田「え?」
入江「事情は後だ!今すぐ俺の家へ来い!!」
山田「わかったよ、すぐ行く。」
僕は入江の家へと急いだ。
・・・
山田「はぁはぁ・・・」
入江「遅いぞ山田!」
山田「仕方ないだろう、こっちだって起きたばかりなんだから。」
山田「で、どうしたんだよ?」
入江「今から病院へ行くぞ!!」
山田「・・・へ?」
入江が言うがままに病院へと向かった。
・・・
山田「いい加減事情を説明してもらおうか?」
入江「音田が・・・」
山田「音田が何だよ!?」
入江「病院へ・・・」
山田「何だって・・・?」
僕はすかさずAWTを起動し、音田にコンタクトアクセスを試みた。
山田「音田!!」
音田「なんだ?」
山田「無事なのか・・・?」
音田「は?何のことだ?」
山田「今病院なんじゃ・・・」
音田「あぁ。そうだが?」
山田「何があったんだ?」
音田「何がって・・・(プツン・・)
山田「音田ッ!!」
入江「もう病院の敷地だぞ」
山田「あ、うん」
入江「着いて来い」
山田「・・・」
入江について行くとそこには音田がいた。
音田「よう」
山田「音田、なんともないのか?」
音田「うん。どうしてそんなにあせってるんだ?」
山田「だって入江が・・・」
音田「祐吾、お前が話を大きくしたのか?」
入江「俺はなにもいってないぞ?」
山田「祐吾・・・」
入江「・・あんだよ・・?」
山田「僕の・・」
山田「僕の睡眠時間を返せーーーーーッ!!!」
入江「にゃーーー!!!」
僕はしばらく入江をいたぶり続けた。
・・・
山田「で、どうして病院に?」
音田「あぁ、兄貴が退院したんだよ。」
山田「愁介さんが?」
音田「そうだ」
入江「だから愁介を見に行こうってことでお前を誘った訳だ」
入江「お前が最後まで話聞かないから・・まったく」
入江はゴニョゴニョと独り言を言いながらため息をついている。
山田「それで愁介さんは?」
音田「入れ違いにでてったよ」
山田「そっか…ホントに来た意味なかったネ、入江祐吾♪(怒」
………
その足で僕らは学校に向かった。日曜であることを忘れて…
山田「閉まってるじゃん」
音田「…」
入江「す、すまん、ホントに」
山田「入江お前いい加減にしろ~ッ!」
入江「うわーッ」
音田「はぁ」
学校へ行こうといいだしたのも入江である
入江「お、お前だって制服着てんじゃねーか!!」
山田「そ、それは…」
しばらく言い合いが続いた…
…
帰宅
山田「日曜っていっても何にもする事ないな~」
僕はベッドに横になってAWTを起動する。
そのまま知らずと眠っていった。
―数日後―
山田「おはよ♪」
入江「よう!」
音田「ふむ」
森「おはよう!」
河原「おはようございます」
―河原 西夏―
僕達の友人の一人である。どちらかというと静かなタイプなのだ。
―
山田「来る日も来る日も学校、勉強…」
音田「学生だから仕方ない」
入江「そうだぞ~、勉強は大事だ!」
山田「うーん」
河原「頑張りましょうよ♪」
森「そうよ、シャキっとしなさいよ!」
山田「よし!」
…
―学校―
入江「やーまだー!!」
山田「うん?」
入江「一緒に飯食おうぜ」
山田「あぁ、うん。いいよ」
僕達は食堂へ向かった。
音田「よ」
食堂に着くとすでに音田が場所を確保してくれていた。
入江「毎度、ありがとさん♪」
山田「ありがと!」
音田「どうも」
山田「それ好きだなぁ」
入江「あぁ味噌カツはうめぇ」
音田「カツはソース カツはソース カツは・・・」
山田「音田怖いよ・・・」
山田「というかカツは何もかけずにそのまま食べるのがいいんだよ」
入江「はぁ!?」
音田「バカじた・・・」
山田「う、うるさいな!!」
満子「よう!またまたむさい男子ばっかだな!!」
入江「お前も男みたいなもんだろ」
満子「な、なんだとー!?」
山田「まぁまぁ・・落ち着いて」
音田「早く食べないと時間ないぞ?」
入江「あっ、やべ!もうこんな時間じゃねぇか!」
そう言うと入江は自分のご飯をすべて口の中へ放り込んだ
かまずに・・・
山田「さすが東第一高校早食い王者第17回チャンピオン!」
音田「認める」
満子「ほげ~・・・すご・・・」
まぁ、その後入江の腹が悲鳴を上げたのは言うまでもない・・・
―数日後―
それは、とある日曜日の事・・・
河原「いらっしゃいませー」
山田「あっ、かかか河原さん!?」
河原「山田君!?おおおはようございます!」
山田「おはよう」
遡ること数時間前・・・
山田弟「なぁ兄ちゃん」
山田「うん?何?」
山田弟「あのさ、お願いがあるんだけど・・・」
山田「どうしたの?」
山田弟「どうしてもアイスが食べたいんだ」
山田「へぇー」
山田弟「お願い兄ちゃん!アイス買ってきて」
山田「う~ん・・・いいよ」
山田弟「やった!ありがとう兄ちゃん!」
山田「おやすい御用だよ!」
と、いうことで最寄のコンビニに来たのだ。
そして河原さんに会った。
山田「まさかこんな所で会うとはね・・・」
河原「ほ、ほんと・・・き、奇遇ですね」
山田「あの・・・仕事がんばってね」
河原「はい!頑張ります♪」
会話を済ませると僕は忘れかけていた用事を思い出し、アイスを買ってコンビニを出た。
山田「ただいま~♪」
山田弟「兄ちゃんご機嫌だね!なんかあったの?」
山田「弟よ、ありがとう!」
山田弟「な、なんのこと!?」
山田「はは、なんでもないよ!」
そんな楽しくも甘酸っぱいような青春がいつまでも続けばいいと本気で思ってた。
第一章を読んでいただきありがとうございます♪
頑張って書いていきますので引き続き読んでいただけるとうれしいです♪