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陸上女子のおへそ

作者: お舐め

挿絵(By みてみん)

僕「お、基子、最近の陸上女子ええな」

基子「なにが?」

僕「身体の露出多いからや」

基「そんなんちょっと前からやん」

「でも、街角のテニスとか、ミニスカート履いてないな」

「プロは履いてるやん。マリア・シャラポワとか。ロシア人やで」

「お、シャラポワええやん。身長188㎝、立って抱き合ったら、おっぱいが目の前にある喜び。

 抱き応えありありやで」

「誰が、抱きごたえありや、バカ!

僕「そういえば、ロシアの友達もマリヤやで。彼女は最近マーカーで絵を描きだしたそうや。

 俺の影響かな?ホホホホ(笑)」

基子「あーあ、私も何か絵を描こうかな?」

僕「おお、描けや。ちびまる子ちゃんじゃなくてデカまるこちゃんでもええやん」


基子「そういえば、こないだ聴いた運命、4分ぐらいしか入ってなかったやん。あれ以上

 録音されて無いのん?」

僕「いやあ、あれは、SP時代78回転の頃は、30センチでも片面4分強しか入らなかったんだ。

  だから長時間録音は難しかった。それを開発したのがナチスで

  3時間ぐらいの党大会の録音とかが可能になったんだよ」


基子は傍らにある写真を見た。

でっかい女がチビの男にビンタくらわしてるやつだ。

基子「あんたこんな趣味あるのん」

僕「ねえよ」

「本当は女の子にビンタされて気持ちがいいんでしょ?」

「いやなこったい。おめえが、男叩くのが好きなだけだろ?」

「叩いたろか?」

「いやじゃ。おまえ、赤ん坊の頬っぺた叩いたからな。サド女め!」

「じゃあ、叩き合いしようか?」

「するぞ」

と僕は言って、叩きだしたら、向こうも叩いてきた。

 二人とも鼻血出した。目がくらんできた。

さすがにふたりとも息が切れた。

僕「おい、殴り合うと気持ちいいな。またやろうぜ」


基子「ビール飲みすぎやな、あんた」

僕「そうか?俺が昨日デイケアで、最近よくジョッキ飲んでるって言ったら

 『肝臓やられるで。薬だけでも肝臓に負担来てるのに』

 て言われたよ。でもたかが、4.5%のアルコールだぜ。

 ウイスキーの事を思えば大したことないと思うがな」

「早く死ぬで」

「そういえば、鮎川誠も今年死んだんだな。」

「シーナアンドロケットじゃけん」

「大学でコンサートやったよ。面白かった。クワンセイ、グアクインじゃけんのー」

基子「今年死んだ人ここで見れるで」

https://www.yomiuri.co.jp/feature/titlelist/obit/


僕「俺最近、死について考えるようになったな。

 そら生きてるうちはいろいろ行動もできるし、

 音楽だって奏でられるし、曲も作れる、絵も描けるし

 小説だって書ける。でもだからって、死ぬまでに時間がないからって

 慌てる必要もないと思うんだ。どうかね、基子?」

基子「そら寿命みたいなもんがあるから、幾ら慌てて死ぬまでにやろうと思っても

 無理なもんよ。何事も自分のペースでやればいいと思う。」

僕「基子、お前、死ぬの怖いか?」

基子「そら怖いわよ」

「そうか、俺もそうや。もう、若い頃みたいに暴れたりできひんわ。もう殴り合うのはやめよう」

「よそう」


俺「なんかまたエッチな小説書きたくなったな」

基子「書いたらええやないの」

「爪先から脚の付け根までしゃぶるとか?」

「あんた、そんなんばっかりやな。脚フェチもあるのん?」

「全身フェチとかあるかな?(笑)」

「ないで」

僕「なんか、身体のどこどこを何々したとか言うのはおもろないわ。

 愛がすべてよ、愛が!」

基子「じゃあ、愛情込めて書いたらええやないの」

「愛が全てよ。『愛のない、セックスが♪」っていう歌あるやん。

「知らん」

「俺の作った『古い夢はすてろ』よ」

「そんな歌詞あったか?」

「ないな」

「あるで」

https://www.youtube.com/watch?v=x_WB0ENHTlc


基子「今年阪神強いな」

僕「阪神球団雨の日に行ったら中止や。ほなそない言うたらええやん。それから嫌いやったけど

 今年は岡田が監督やってるから応援してるよ」

基子「応援しに行こうか?」

僕「いやそれは、やっぱり雨の日の苦痛があったから、テレビで見てて丁度やで」

基子「カワイイおねえちゃんが、スーパードライ売ってくれるよ(笑)」

僕「そう言われたらそうやな。行きたくなってきた」


基子「テレビのデータ放送見る?」

僕「あんまり見いひんな。天気予報とか、ニュースを臨時に見るとか、そんなんぐらいや。

 ああいうの苦手な人もいるな」

「わたし、朝ドラの内容とかあらすじとかみたりするわよ」

「おもろいか?」

「まあまあね。でも、そういうのがあるのがおもしろい」


僕「昨夜はよう寝たわ。疲れてたんかな?」

基子「寝れるうち跳ねといた方がええで」

「そやんな」

「疲れてる時は寝るのが一番よ」


僕「あ、陸上女子やってるやん」

基子「どこでよ?」

僕「テレビでよ」

基子「セクシーか?」

「いや、まあまあやな。なんか空気抵抗を減らすためにへそ出してるらしいで」

「あんた、何でそんなん知ってるの?」

「知恵袋で尋ねたわ。うわ、女同士抱き合ってるやん、ええな」

基「何がええのよ?レズみたいなん?」

僕「陸上女子のへそ舐めたら成績上がるかな?」

「やってきいな!」


「お、ファッション通信とかあるやん」

「テレビ番組」

「あれに出てくる女気持ち悪いな。痩せすぎや」

「そらそうやん。あれはああしたもんよ」

「俺それやから、川原あんまり好きちゃうねん」

「どの辺が?」

「基子ぐらいボディーがないとな」


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