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ライトインフリゲート  作者: 名無しの物書きさん
1章 人類の希望
1/18

プロローグ 終わりが始まった日

20××年12月31日大晦日 


この日人類文明は崩壊した。


------

東京……


「お、おいなんだあれ?」


「どうしたんだ急に?」


「東京タワーの真上のあれが見えねえのかよ?」


「あ、ありゃなんだ!?」


新しい年が訪れることに人々がはしゃぐ中、それは唐突に現れた。

まるで誰かが開けたかのようにぽっかりと東京タワーの上空に大きく穴が空いていた。

中はずっと見つめていたら中に吸い込まれてしまいそうなほどの暗闇だった。

しかしその異様な光景を人々は逆に面白がった。

各々に写真を取ったり、いつしかそのことには触れずに穴が空く以前のようにまたワイワイとはしゃぐ様子が多くみられた。

しかしそんな人々のはしゃぐ声が止んだのは一瞬の出来事だった。


「なんか出て来たぞ!?」


「お、おい。待てよ。どうなってるんだ?」


東京タワーの上空に大きく空いた穴の中から何かが飛び出した。


「ド、ドラゴン!?」


「でっかい鳥もいるわ!!!」


「見ろ!クジラが空を飛んでるぞ!?」


その穴から飛び出した何かとは現実世界とはかけ離れた存在……つまり空想上の生き物たちであった。


「これなんかやべーんじゃねーか?」


「テレビの撮影かなんかじゃないの?」


「「「ザワザワザワザワ」」」


人々の動揺は止まらず皆視線は上を向いたままだった。

だがそんな中……


「おい!あのでっかいカラスこっちに向かってくるんじゃないか?」


「ほ、本当だ!?早く逃げないと……」


「ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!」


人々の視線が空へと釘付けになる中、巨大な怪鳥は地上目掛けて勢いよく降下し鋭く尖る爪を思いっきり地面へと打ち付けた。

その爪の下には血が滲み出ており、よく見ると人の腕のようなものがあることが確認できた。


「えっ……きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」


「うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやべぇ!!!!!!!」


「一体何なんだこれは!?」


これを見た人々は恐怖しそして慌てふためく。

だが攻撃はこれで終わりではなかった。

むしろここからが始まりであった……

終わりの始まりが……

人々の悲鳴や慌てる声を合図に怪鳥以外の空にいた生き物たちも一斉に地上へと降下していく……

0時になる頃、鐘は新しい年の始まりを告げた。

その鐘はまるで人類の終焉を意味するかのように世界中へと響き渡った…


本小説は5ちゃんねるの創作文芸板内にあるスレより生まれました。

今現在スレ自体は閑古鳥が鳴いているような状況なので、もし作品が気に入ったり、また自分も創作活動に参加してみたいという方がいましたら、是非一度遊びにきてください。

なおスレ内にはネタバレも多く含みますので、純粋に作品を楽しみたいという方の訪問はオススメ致しません。


(本スレURL)

『安価で作った話をなろうに投稿するスレpart2』

https://itest.5ch.net/mevius/test/read.cgi/bun/1515206608

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