森の泉村民運動会
雲ひとつない晴天に恵まれた日、森の泉に集う動物たちは運動会をしていました。
実況のマイクを握るのはタヌキツネさんと、柴わん太さんです。
「さぁっ、秋晴れの中、森の泉村民運動会が開催されております。
ここは、森の泉競技場。早速いろんな競技が始まっている模様です」
「徒競走が始まっていますね~。さすがチーターさん、速いですね~!
あっ、ついでにトムソンガゼルさんを捕食しないでくださいね!
ちょっと目が本気になってますよ!」
「あちらでは玉入れが始まっております!
怪獣さんは身長が3m以上あるので余裕の圧勝ですね!」
「借り物競争も始まっております。紙には何と書いてあるのでしょう?
なになに? 筋肉粒々で腹筋の割れた男のような外見だけど料理好きな女の熊?
これは難しいでしょう~、えっ? ジェリーの山に居たそうです!
ピンクのフリルのエプロンを付けたシックスパックの熊さんが名乗りを上げました! いや~、探せばいるものなんですね~!」
「カイルくんの借り物競争の紙には、好きな人、と書かれていたようです。
早速、ルカちゃんをお姫様抱っこでゴールに向かって走っていますね!」
「ここまでされても、カイルくんの気持ちに気付かないルカちゃんには驚きを隠せません。カイルくん、がんばって!」
「あちらでは騎馬戦が始まっております!
スモウブタさんとラグビーイノシシさんチーム強い!さすが体格が違います!
あっ、どさくさに紛れて背負い投げしないでください!
スモウブタさんに投げ飛ばされたカピパラさんにバスケットボールが飛んできました!
思わずキャッチしてそのままダンクシュート! バスケットチームの勝利に貢献してしまってます!」
「野球の試合も始まっていますね!」
「ここの競技場はどんだけ広いんですか!」
「たてわりカーブがビシッと決まって打てません!」
「次は消える魔球を投げるようですね!」
「ピッチャーズマウンドでモグラさんがボールを受け取り、穴掘り機で土の中へ潜って進み、キャッチャーのところまで行ってから土の中から出て、ボールをキャッチャーに手渡ししています。確かに、消える魔球。これは打てない!」
「誰でも打てません!」
「あちらではリレーが始まりました。
ライオンさん、ヒョウさん、チーターさん、そうそうたるメンバーです。
おや? 亀さんがアンカーですか?大丈夫ですか? 第3走者から亀さんにバトンが渡りました!」
ドゥッ!!!
「亀さんの後足から火炎が噴射している?
ロケットのように凄いスピードで、ぶっちぎりの1位です!
亀さんはガメラだったんですね♪」
森の泉の運動会は、まだまだ白熱した競技を繰り広げるのでした♪




