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07【魅惑の縄跳び】
今日も元気に濃すぎる日常を送る小杉くん
そんな小杉くんの愛用する鉛筆は7B
今日も右手には鉛筆の跡が黒く輝いていた
「今日の体育は縄跳びをします」
そう言うと先生はお手本とばかりに縄跳びを飛び始めた
ピョンピョン
「この様に飛びます
始めは難しいかもしれませんが頑張りましょう」
クラスメイトが難なく飛び始めるなか小杉くんだけがなかなか上手に飛ぶ事ができません
「あら?小杉くん縄跳び難しいかしら?」
先生の問いにうんうんと頷く小杉くん
「そう、じゃあもう一度見本を見せるわね」
先生が縄を跳ぶためジャンプする度に上下に激しく揺れる胸を目を見開き凝視する小杉くん
そして友達に向かい親指を立てその感動を
分かち合うのであった
今日も今日とて平常運転の小杉くんであった
なお放課後には平然と二重跳びをこなす小杉くんであった
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