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死人綴り文字  作者: ぜろさん
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まだ、気づかない。気づけない。

心臓悪くなる方はいないと思いますが、注意はしておくべきかもしれません。

人は死んだあとどんな世界に行くのだろうか。そんなこと、1生に1度は思ってしまうだろう。こんな、どこにでもある物語の切り出し方に心底がっかりする読者もいるだろうが、知ったことではない。読者を貶すつもりはないから安心してほしい。

では本題に移ろう。これは俺の見た夢だったのかもしれない。現実だったのかもしれない。結論から言うと、俺は死んだ。今からする話は俺が死ぬまでに体験した、奇妙であり俺にとってはもう関わりのない話だ。

すまない。前置きが長くなってしまったな。これから始まる。ぜひ読んでくれるといい。これは俺だけのことで済ませられる気がしないのだ。


-2017/7/7-

そうだな、この物語を最初といえばここからだろうか?七夕だ。美しい天の川、おり姫と彦星が結ばれる、大事な1日だ。もっとも、この物語には二人が現れてしまうようなファンタシーな話ではないが。

現れたとしたら、それは、そうだな、悪魔という二文字がぴったりなのかもしれない。

この日の夜、俺は徹夜明けの仕事が終わり43時間ぶりの睡眠が取れる頃だったかな。学生時代に思い浮かべた未来とはまったく違うな…と、そんな哲学的思考に入ろうとした瞬間、俺は意識を手放した。

次に起きたのは2時だ、午前の。寝たのが1時だからまったく寝ていないことになる。

いや、眠れるような状態ではない。なぜかって?そうだな…君なら、こんな時どうする?周りは壁ではなく、広大な大地だとすれば?君ならどうする?

いや、まて、少しインパクトが強すぎたな。いきなりでかすぎる発言をしてしまった。まあ、こんな口調で物語を語ってる時点で痛い奴だが…

話を戻すと見渡す限りの大地だったわけだ。目覚めた時には。まあ、一つ付け足すことがあるとすれば死体だらけってことだが…

「なんだよ…これ」

みんなそう思うだろう。だからみんなと同じリアクションをした。

とりあえず、一歩踏み出そうとした瞬間、いや一歩は踏み出せた。次の瞬間は部屋だったが。

最初は夢を見ているのかと思った。ここまでくると読者の1部は察してくれるだろう。そのことはこれから、絶対わかってしまうので、今は言う必要はないかな。

その日は変な気分で過ごしたってことだけ伝えておこう。


2017/7/15

7日から少し日が経った、12時から数えるとすれば…計算はあまり好きではない。まあ、少なくとも100時間は経ってるだろう。ここでおかしいのは、俺は他の人より数分多くの時間生きている。夢の中かもしれないのでなんとも言えないが。

さて、ここまで日が過ぎると慣れてくるものと発見がある。順に説明していこう。

まず慣れてくるものっていうのは、死体だ。少し前に例の大地には死体がゴロゴロ転がっていたのは覚えているだろうか?慣れてくるとその死体を確認することが出来た。わかったことは、服などから推測するに現代に生きていた人達の服だった。転がっていたのは現代人だったものの死体だ。

発見っていうのは2つある。

一つは寝るたびに夢での歩ける回数が増えていることだ。その歩ける回数を歩けば夢から醒める。そんなところだ。この時は事態の異常さには気づいていなかった。

そこから今、発見できることは、俺はつくづく狂ってるのかもしれないというようなネガティブな発見だった。

嬉しいものではない…


-一休み-

ここまで話をしたが、分かる人はこの先の物語についての推測が立てられるだろう。逆にわからない人もわからないままでいいと思う。そこらへんは気にしなくていいと思うんだ。

問題はこの日記みたいな、物語を読む気力があるかどうかだ。つまらない人はつまらないかもしれない、逆に面白いと思ってくれる人は、人の死を面白いと思うのはどうなんだっていうのは置いといて、ぜひ読んでほしい。

少し休憩をしよう。

次の話に備え。


初投稿です。暇つぶし程度に読んでいただけるだけでも、幸せです。

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