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任務開始。

建物の中のようだ。多分敵拠点の内側だろう。ジジ、という音がして川瀬さんの声が聞こえてくる。


『倉坂さんおはようございます。あなたで最後ですね。では仕様を一通り説明しますね......』


腕にハンドベルト式のコンピューターがついていて、これで地図や武器の使用方法を確認できるらしい。というかこれひとつで大抵のことはできるようだ。


しかも、これはすでに開発済みで、明日には届くらしい。早すぎでしょ。


『えーみなさん、これで戦闘準備が整いました。これから、敵を出現させます。敵兵数は約10000です。師団に満たない


数ですが時間制限的に少し多いので、注意してください。建物爆破でそれぐらいで吹っ飛ぶんじゃないですか?主要施設


の指定として、司令塔、発電施設、倉庫、兵員居住棟、あとは戦闘車両の駐車場とその周辺の車両の破壊活動。以上です。』


『頭おかしいだろう!いくらよくわからんスーツ着せられてるからってこりゃ無茶だぜ!』


お、松井さんだ。ちょっと怒ってる。そりゃそうだろうなぁこれ一時間って。


『今回は正直無理な課題を渡してます。多分無理です。これ町かと思いましたもん。これ作った人頭おかしいんじゃない


ですか?』


くすくす笑いながら、川瀬さんが話す。


『じゃあ、あとは任せましたよ。任務達成率5割も行けばいいほうじゃないですか?拠点破壊が主になるので松井さん、頑張ってくださいね。ほかの方は制限時間内、いっぱい敵を倒してください。


一応、おすすめのタッグは倉坂さんと松井さん、大山さんと木村さんです。大山さんと松井さん、木村さんと倉坂さんで


もまあまあバランスはいいんじゃないですか?大山さんの号令で皆さん始めてください。そこからタイマーをセットしま


す。』


その一言で、空気が張り詰められるような緊張が全員に走る。気がした。私は確実に緊張してる


『よし、じゃあいくぞ。』


大山さんが深呼吸をする。


『始め!お前らとりあえず、走れ!』


とたん、周りから銃声が聞こえる。あれ?早くない?そして切れたはずの無線がまた繋がれる。


『第三戦力の小さな中隊が入り込んでいるようです。これをうまく活かすか殺すかは任せます。以上です』


その人たちがすでに戦ってるのね。中隊って100人から200人くらいだっけ。小さいっていったから100人くらい?仕様だ


ろうか。腕のモニターに目を移すと、80、と新しい欄に表示されている。


少し少ない気もする第三勢力だけどうまいことかかわらないようにしようっと。


さて、私は司令部の近くの建物で、近いのは松井さんか。強襲特化になりそう。


外に出ると叫び声と爆発音と銃声ばかりだった。その中で建物が一つ壊れる。


こりゃああれの原因がわかるまで建物にはいっちゃだめだなぁ。あ、また建物が崩れた。怖すぎでしょ。こんなに壊れるものなのかな。

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