2-2 或る日の悩み。
今日も鳥は夢を見る。
未来の夢だ。
といっても、「子供を育てる。」という、漠然とした夢ではない。
これからをどう生きるか。どう描いていくか。そういう夢だ。
行き当たりばったりでもいいのだが、子供達に餌を与え続けるだけでは生きていけるとは限らない。
妻と子供達。餌をとる日々。群れが飛び立とうとする時に、自分達も間に合えばいいのだが…
この子供達を見ていると、不安しか出てこない。
昔、子供達の生まれる前のことを思い出してみる。
といっても、そこまで深くは覚えていないのだが…
ここまで、餌を強請ったりしていただろうか…
いや、してたな。10年もまだも昔の事ではないのだが…
鳥頭なのやもしれん。鶏と違い3歩歩いて忘れるほどではないが。
「まぁ、この子達は・・・
自分みたいになって欲しくは無いのだが。」
自分にはこの子達と妻しかいない。
といっても、妻の事はあまり深くは考えていない。
自分よりしっかりしているだけではない。たぶんだが、自分が居なくなっても…
たとえ、どんな不幸な状況であろうと子達を守るだろう。
できた妻だと思う。
が、それに対して、私はどうであろうか…
毎日、子達の餌をやるだけで精一杯の日々。
充実はしている。妻や子達の顔を見れば満足できるものだ。
だが… 不安で仕方が無いのだ。
この先、変わらぬ生活を続けて、妻や子達をともに歩めるのか。
街の中で過ごしてきたが、もうすぐ旅立つ季節になる。
冬の訪れと共にこの街に着て、もう雪解けも過ぎ、旅立ちの季節。
繁殖のために北の国に渡る仲間とは違い、自分はこの街で子を産んでしまった。
子達の為には、群れから離れ、この街に残らないといけない。
群れの為には、この子達を置いていかないといけない。
妻は、この子達と共に歩むだろう。
だが、群れはどうなるのであろうか。
子達はどうなるのであろうか。
群れから離れた渡り鳥は、迷鳥となる。
一度離れると、戻る事ができないためだ。
さすがに、運よく同じ場所に留まれば、来年には戻れるかもしれないが… 群れに戻れるとは考え辛い。
繁殖の為に群れを作る自分達にとって、迷鳥となることは致命的だ。
番となる相手すら見つからないかもしれない…
留鳥になってしまうにしても、自分達の種ではこの街では卵を産まない。
まぁ、何事も例外(妻)がいるのだが。
考えても答えは出ない。
群れから離れなかった場合、妻や子供を置いていく事となる。
群れは安泰だろう。この群れは頭がいるとはいえ、頭だけでは成り立っていない。
渡り鳥が北に戻る際、V字型に列を成して飛んでいく。
だが、その頂点部分を飛ぶのは頭ではない。若く力のある者たちだ。
自分は比較的頂点の部分で飛んでいる。だが、自分達の群れの場合は5羽の交代で飛ぶ。
その一羽でも抜けると、負担が倍増するだろう。
とても迷惑をかけることになる。
それは、群れだけではなく、妻にも言えることだ。
妻独りで子育てする場合、餌を獲る間は子供達が無防備となる。
ただでさえ、街の中は餌が少ない。この街を出て、山まで飛ばないと餌にはありつけないだろう。
その間に子達を失えば、妻はどうなるのであろうか… 考えたくも無い。
「妻なら子達を守れるだろう。」と思いたいだけかもしれない。
妻と子達。群れ。どちら取るにしても、良くない事ばかりしか思いつかないな。
幸いにも、旅立つにはもう少し時間はあるようだ。
今は、妻と子達の事だけを考え、餌を探しに飛び立つとしよう。
そろーそろ、時間かかりすぎる頂点に来てますorz
時系列としては…
姪が来てまして、晩御飯(豚玉お好み焼き)を一緒に食べて、お腹いっぱい過ぎて…
その後、死んだように寝てしまいました(〃_ 〃)ゞ ポリポリ
もう、姪そっちのけです。食べてすぐ寝たので、牛になってしまいそうです。
霜降りだらけの牛肉ですよ! 豚玉食べたのに、牛肉にグレードアップですよ!
ホント、訳のわからないことになってしまいましたが。。。
起きると、姪が帰ってたり。(なんか、いろんな意味で\(^o^)/オワタ)
そんなションボリした気持ちで書こうとしても、なかなか書けない物なのですね。
先生方!
こういうかけない気持ちになった場合どうすればいいのですか!
助けてくださいっ.・゜゜・(/。\)・゜゜・.