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「人」の夢。「鳥」の夢。  作者: 黒さや
2 「人」の夢。「鳥」の夢。
7/11

2-2 或る日の悩み。

今日も鳥は夢を見る。



未来の夢だ。


 といっても、「子供を育てる。」という、漠然とした夢ではない。

これからをどう生きるか。どう描いていくか。そういう夢だ。

行き当たりばったりでもいいのだが、子供達に餌を与え続けるだけでは生きていけるとは限らない。

妻と子供達。餌をとる日々。群れが飛び立とうとする時に、自分達も間に合えばいいのだが…

この子供達を見ていると、不安しか出てこない。


 昔、子供達の生まれる前のことを思い出してみる。

といっても、そこまで深くは覚えていないのだが…

ここまで、餌を強請ったりしていただろうか…

いや、してたな。10年もまだも昔の事ではないのだが…

鳥頭なのやもしれん。鶏と違い3歩歩いて忘れるほどではないが。


「まぁ、この子達は・・・

自分みたいになって欲しくは無いのだが。」


 自分にはこの子達と妻しかいない。

といっても、妻の事はあまり深くは考えていない。

自分よりしっかりしているだけではない。たぶんだが、自分が居なくなっても…

たとえ、どんな不幸な状況であろうと子達を守るだろう。

できた妻だと思う。

が、それに対して、私はどうであろうか…

毎日、子達の餌をやるだけで精一杯の日々。

充実はしている。妻や子達の顔を見れば満足できるものだ。

だが… 不安で仕方が無いのだ。


この先、変わらぬ生活を続けて、妻や子達をともに歩めるのか。


 街の中で過ごしてきたが、もうすぐ旅立つ季節になる。

冬の訪れと共にこの街に着て、もう雪解けも過ぎ、旅立ちの季節。

繁殖のために北の国に渡る仲間とは違い、自分はこの街で子を産んでしまった。

子達の為には、群れから離れ、この街に残らないといけない。

群れの為には、この子達を置いていかないといけない。

妻は、この子達と共に歩むだろう。


 だが、群れはどうなるのであろうか。

子達はどうなるのであろうか。


 群れから離れた渡り鳥は、迷鳥めいちょうとなる。

一度離れると、戻る事ができないためだ。

さすがに、運よく同じ場所に留まれば、来年には戻れるかもしれないが… 群れに戻れるとは考え辛い。

繁殖の為に群れを作る自分達にとって、迷鳥となることは致命的だ。

つがいとなる相手すら見つからないかもしれない…

留鳥りゅうちょうになってしまうにしても、自分達の種ではこの街では卵を産まない。

まぁ、何事も例外(妻)がいるのだが。

考えても答えは出ない。


 群れから離れなかった場合、妻や子供を置いていく事となる。

群れは安泰だろう。この群れは頭がいるとはいえ、頭だけでは成り立っていない。

渡り鳥が北に戻る際、V字型に列を成して飛んでいく。

だが、その頂点部分を飛ぶのは頭ではない。若く力のある者たちだ。

自分は比較的頂点の部分で飛んでいる。だが、自分達の群れの場合は5羽の交代で飛ぶ。

その一羽でも抜けると、負担が倍増するだろう。

とても迷惑をかけることになる。


 それは、群れだけではなく、妻にも言えることだ。

妻独りで子育てする場合、餌を獲る間は子供達が無防備となる。

ただでさえ、街の中は餌が少ない。この街を出て、山まで飛ばないと餌にはありつけないだろう。

その間に子達を失えば、妻はどうなるのであろうか… 考えたくも無い。

「妻なら子達を守れるだろう。」と思いたいだけかもしれない。


妻と子達。群れ。どちら取るにしても、良くない事ばかりしか思いつかないな。



 幸いにも、旅立つにはもう少し時間はあるようだ。

今は、妻と子達の事だけを考え、餌を探しに飛び立つとしよう。

そろーそろ、時間かかりすぎる頂点に来てますorz


時系列としては…

姪が来てまして、晩御飯(豚玉お好み焼き)を一緒に食べて、お腹いっぱい過ぎて…

その後、死んだように寝てしまいました(〃_ 〃)ゞ ポリポリ

もう、姪そっちのけです。食べてすぐ寝たので、牛になってしまいそうです。

霜降りだらけの牛肉ですよ! 豚玉食べたのに、牛肉にグレードアップですよ!

ホント、訳のわからないことになってしまいましたが。。。


起きると、姪が帰ってたり。(なんか、いろんな意味で\(^o^)/オワタ)

そんなションボリした気持ちで書こうとしても、なかなか書けない物なのですね。

先生方!

こういうかけない気持ちになった場合どうすればいいのですか!

助けてくださいっ.・゜゜・(/。\)・゜゜・.


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