1-2 見知らぬ街。
今日も鳥の夢を見る。
鳥になる夢だ。
今日は見たことのある風景。
海や、山や、川… 木々の色。
空からの視点では見たことはないが…
この集落の付近だと思う。が…
だが、何かが… 村が、家が、町が… 違う。
ここは、本当に存在する場所なのか??
そもそも、この付近なのか?
なぜ、この付近だと思ったのか…
解らない。夢だと思いたい。
街には、石でできた建物。あんな大きい建物が垂直に立っている。
遠くにあるお城ですら、あんなに高くはないのに…
鳥の飛ぶ高さと同じくらいとは。森の木々より大きい。
そして、建物の中には人が住んでいるみたいだ。
なぜ、日が沈んだ今でも明るいのか… 沈んだ後にも建物は明るい。
ほとんどの部屋に蝋燭でも点けているのであろうか。
このような建物が無数に… 何棟も建っている。
とても、広い街。この村とは比べ物にならないくらい。
どれくらいの人が居るのであろうか。見当も付かないくらい広い。
都にでも行けば、鳥の飛ぶ高さの建物が無数に広がる景色が見れるのであろうか…
とても、美しい。
まだ… この街を見ていたいというのに…
気がつくと、いつもと同じ風景。
いつもと同じ寒い部屋。
万年床になる煎餅布団から出て、畑仕事をしないと食べるものすらなくなる。
甕に入っている水を飲み、床下の壷に入っている米を炊く。
米を床下においてある理由は、偉い方対策…
庄屋様に年貢として持っていかれる前に、床下の穴の壷の中に1年分の籾を入れておく。
節制しないと、独り暮らしですら1年もつかどうかの危うい量。
隠しておかないと、確実に餓死をするかもしれない。
偉い方に見つかったり、他の人が来たり、鼠に食われると… 考えたくもない結果になりかねない。
ああ、、、
鳥となった夢の中の世界は、なんと住みやすい所だろう。
夢の中の世界のような、一面金色に広がる稲や麦。あんな風景を一度は見てみたいものだ。
そう願い、今日も畑に精を出す。
ホント、小説書ける人天才過ぎる(; ・`д・´)
1話書くので2時間。2話目で1時間。
確実に短くなってきてるのに、時間かかりすぎでしょ(つ﹏<。)
書き方の手本、誰か教えてくださいヽ(〃´∀`〃)ノ
あと、稲、籾、米、コメとなってて見難いかもだけど、いらない説明ー
稲=収穫前の籾がなってる状態。
籾=脱穀前の米の事。
米=炊く前のコメの事。
コメ=私たちの食べるコメの事。
ということでー、お願しますーヾ(@^▽^@)ノ わはは