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二話

一か月に一度、俺の勉強机に五万円が載せられる。そして俺はその札束を財布に収める。


これを置いたのは父か母のどちらかだ。五万は一カ月のお小遣いと同時に、朝昼夜の食事代を意味している。


俺は基本的に、母の作った料理に箸を向けない。それは俺が望んでいないからであるのと、父も母も望んでいない事だからだ。両親共々、俺が落ちた私立中学へ悠々と通っている妹の方が大事だろうし、それに俺の汚いテーブルマナーにはうんざりしているだろう。


上着を羽織って俺は外を出る。妹は部屋で動画サイトをめぐって、父は仕事、母は夕飯を作っていた。もちろん、この三人の誰かでも俺を止めようとする者はいないし、関心を持とうとする者はいない。


寒の入は、いつだって何物の動きを許さないが、夜は特にひどかった。上着と手袋がなければとてもじゃないが出歩けない。そして小さい電灯が照らす景色の寂しいさが余計に、人を寄せ付けない夜の街を演出していた。




『   』


 カエルがいた。

カエル。


足元、俺の古びたランニングシューズの隣、ハムスターサイズのカエルがいた。

珍しい。カエルは普通、今ぐらい時期は冬眠しているんじゃなかったのか。俺が昔、図鑑によって得た知識によると、カエルは10℃以下で冬眠するらしいがしかし、現状はどうだろう、10℃以下どころか、マイナスを下回っていてもおかしくない。こんな時期に、エネルギッシュにジャンプしているカエルはそうとうに天の邪鬼なヤツに違いない。


「おい、そこの可愛いヤツ、チッチッ」

 猫を可愛がる要領でカエルの頭をなでる。可愛いヤツなどと俺はナンパをしたが、正直、見た目でカエルの雄雌の判断がつくほどに俺は目が優れていなかった。ゲコゲコと鳴くのが雄だとは知っている。





あれ。

カエルが跳ねると、どこかへ消えた。

どこへ消えた? 

上下左右、縦横無尽。

はてな、多分、果てに。

俺の近くにノートが落ちていた。

もしかしたら、一部は0時投稿ができないかもしれません、残りは必ず1月21日のおわりまでに投稿します、


ただ、改正だけは見逃してもらえるとうれしいです

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