一話
T・Sさん、おめでとうございます。
見苦しい言い訳ではありますが、私の事情によって、貴方を祝う大事なこの小説は、実は急きょ作成されたもので、執筆時間もかなりキュウキュウでした。自分が配分よく作ればよかったのですね、この愚かな身を呪うばかりです。
しかしこれでも貴方を祝う小説、精一杯頑張りました。意味不明で支離滅裂、終わりまで読んだが良くわかんなかった、となったとしたら、それはすいませんでした。
最後に、T・Sさん、おめでとうございます
さて。
うす暗く閉鎖的な空間の中俺は一人、ノートを片手に寝そべっていた。俺には友人などいない。これといった趣味もない。だから、そのノートのページをぺらぺらとめくる以外にする事はなかった。
そのノートの内容を、俺はくみ取ることはできない。俺の知らない言語で書かれているからだ。知らないどころか、その言語の翻訳やその言語がいつ、どこで使われていたのかも知れらない。しかし不思議な魅力があった。今の俺はどうしてもこれを手放したくない。例え俺が一生理解することの無い代物だとしても、俺はコイツに異常な魅力を感じる。それは俺が理解していなくても、こいつは俺を理解していて、そんな俺がその事を理解しているからだと思う。
そう言えば俺がこいつを手にしたのはいつだったか。
そんな事を考え、ぺらぺらとページをめくった。やはり意味がわからない。俺は眠くなって瞼を閉ざした。
ノートに抱くつくように、呪われた俺は眠った。




