ゴキブリを大きくすると、以外と速いって知ってたか?
「ひぎゃぁぁぁぁぁぁっ‼︎‼︎‼︎‼︎⁇⁇⁇」
「あ〜いきなりそれは、煩いから黙れよ?」
「ほげぇっ⁉︎」
俺は勇者(笑)の頭を足で、踏みつけた。
因みになんで勇者(笑)が叫んでたかと言うと、もうそれはそれはでっかい、ゴキブリがいるだけだ。
『カサカサカサカサカサ』
俺自身は勇者(笑)を踏み潰してから、宙に浮いてんだが、浮いてないやつは、走ってゴキブリから逃げてる。
だが、ゴキブリを甘くみてたわ。
いや、普段は簡単に捕まえられるんだけど、でかくなると以外と速いんだわ。
なんか、余計にキモくなったな。
だってもう……
『カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ』
「「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁああああぁぁあっ‼︎‼︎‼︎⁇⁇⁇」」」」」
それのせいでもうカオス状態。
カサカサうるせぇは、ぎゃあぎゃあウルセェはで、なんかもう見る気失せたわ。
「なぁ、あれ。煩いからさぁ、廃棄処分していいか?」
「廃棄処分ではなく、生ゴミの処へ、突っ込んではどうでしょう?」
「あー……それいいな。んじゃ、ゴキブリを消滅っと……」
魔王特権の消滅魔法で、ゴキブリだけを消した。
ついでに勇者(笑)も消したかったんだが、まだ弄る価値だけはあったから、消さずにおいた。
「んじゃ、生ゴミんとこに頼むは」
「では、久々に楽しんで来ますよ」
俺のお付きの悪魔だったかな?が、勇者(笑)をひきづりながら、生ゴミ捨て場まで逝った。
「ん……。なんか一気に暇になったな」
さっきの騒ぎとは打って変わって、静かになってしまったな。
普段から結構騒ぐのとか好きだったから、こう静まり返ってると、逆に苦痛だな。
何か面白い事もないな。
『コンコン』
「ん、なんだ?」
「し、失礼します」
扉から現れたのは俺が拾った、女の子だ。
「そんなに畏まらなくたっていい。お前は、俺の娘同然なんだからな」
「その、えと……父さん?」
「なんだ?」
「王城から、謝辞が来てま……来てるの」
「ほぅ……それで?」
「勇者の事について謝りたいだそう……です」
……早くね?いくらなんでも早すぎるだろ?………理解したくないけど、理解できる自分に腹がたつ。
絶対ビッチ王女だ……。
「で、どうしろと書いてあるんだ?」
「その、王城に来て欲しいと、書いて……る」
んー……難しいな。
別に勇者(笑)は全然気にならねぇし、どっちかというと、弄りやすい奴ってなってるしな……。
でも、王以外と、いい奴だからなぁ……。
しゃあねぇし、行くとするか。
「クロール。お前も一緒に来るか?」
「行っていいん……いいの?」
おう……めっちゃ頑張ってるな我が娘よ。
「いいに決まってるだろ。なんてたって、俺の大切な娘なんだからな」
よし、次の暇潰し場所は王城+ビッチ王女だな。
ビッチ王女め……首洗って待っていやがれよ。




