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暇だったので魔王になりました  作者: ニートぬいぐるみ
勇者を虐める日々
2/7

勇者(笑)が俺の所までやって来た

「ふぅ……いざ魔王になってみると、これもこれで以外と暇だな」

周りにはうろうろと悪魔(人型)がうろついている。

なんか逆に俺が人質みたいな感覚だな。

「魔王様。今宵は何をなさいますか?」

「ん〜……寝よっかな」

「またですか……いい加減に人間世界の征服とか、そういう魔王らしい事ぐらい言ってくださいよ」

「だって今の勇者ヒビリじゃん?」

「た、確かにそうですが……」

「元勇者から見ればあんなのただの雑魚だ」

ヒビリってもただの内心ヒビリのイケメソだしな。

まじからかいがいがありそうだな。

「全くあり得ませんよ。元勇者が魔王になるなど……。前代未聞ですよ」

悪魔は呆れたように溜息をつく。

「いや、だって暇だったし、ビッチ王女の相手すんの嫌じゃん」

「うっ……確かに…」

『ダダダダダダっ‼︎』

「ん?なんだ?」

「はて、なんでしょう?」

『ズ、バァァァァンっ‼︎』

魔王の間の扉が蹴破られた。

「た、大変ですっ!勇者達が攻めてきましたっ!」

「へぇ〜。ビビリ勇者が攻めて来たんだ」

「……それがどうしたんですか?」

俺は自分が言った癖に、慌ててきた悪魔に対して憐れと思ってしまった。

俺の所為なのにな。

「へっ⁉︎ゆ、ゆゆゆゆ勇者ですよっ⁉︎此処につかれてはもう、おしまいですっ!」

「え、だってその勇者、俺より弱いけど?」

「なんで知ってられるんですか?」

「ん?だって、人間の偵察に行った時、たまたま勇者見かけたんだけど、あれはまともに訓練してないし、魔力の練り上げ方も雑だし、属性少ないし、まだまだあるけど、まぁざっくり言うと弱い」

「はぁ……貴方様って人は……」

人じゃなくてもう、魔王なんだけど。

流石にそれは言わず黙っておく。

なんか後々怖い事が起こる気がするから。

「いたぞっ!此処だぁっ!」

魔王の間に赤い鎧を着た国兵がいつの間にかいた。

「あれまぁ……。此処まで来ちゃったか」

「此処まで来てしまいましたね。何故か物凄く憐れな気分になるんですけれども」

「あぁ……今それ俺も思ったわ。やる本人だけどな」

なんか大軍が押し寄せてきてる様な足音がきこえんだけど。

ん?でも、実際の音より、人数は遥かに少ないな。

「まぁいい。暇潰しの時間だ」

誰もが鳥肌がたつような、ゾッとした笑みを浮かべた。


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