表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君色スカイ  作者: 悠太
23/29

女の子の汗はレモンの香り!?(融サイド12話)

今日はいい天気だ。

雲ひとつ無い空とはまさしく今日のような空を言うのだろう。

そして今日は4月にしては暑い。

葉っぱなどで切るといけないからと、今日は全員上下ジャージ着用である。

ジャージのなかはまさしく汗だくだ。

汗だくといえば、今日の朝の彼女だ。

小豆色のジャージで、汗だくで、あせった顔をした彼女。

彼女の顔を思い浮かべると笑ってしまった。

「なんだよ急に笑って」

「いや、なんでもない」

「なんかHなこと考えてたんだろ?」

「バカちげーよ」

「アンさんも好きやね」

「ちげーって言ってんだろ」

バシ

俺は貴樹の頭を軽くどついた。

「はい、はい分かりました」

「そういえば、昨日発売のマガジンみた?」

「見た見た。あっちゃんのグラビア乗ってる奴でしょ?」

「そうそう、あっちゃん可愛いよな。」

男子の会話なんてこんなもんです。

ほとんどが女子関係の話。

関係ない話からも結局はそこに行き着きます。

そんなことを言いながら俺も実は

女の子の汗っていい匂いなんだな~と思い返していた。

バスの中で隣同士で、朝走ってきて汗だくだった彼女は

とてもいい匂いがした。

男の汗とは全然違う。

男の汗はなんか体に詰まってた汚いものがいっっぱい含まれてる気がする。

そのせいで部室の匂いはひどい

誰かが練習着を忘れていった次の日の朝なんかは最悪だ。

でも女の子の汗は、違った。

凄くいい匂い。

レモンの香りとかってわけじゃないけど。

そんなことを考えながら俺はもくもくと脚を自分の前方へ

一歩一歩運んでいった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ