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君色スカイ  作者: 悠太
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ピクニックの準備(融サイド7話)

今日の6時間目は集会らしい。

新入生交流学習いわゆるピクニックだ。

この校外学習は新入生の親睦を深めるためらしい。

でも山登りで親睦が深まるかは疑問だ。

最初はいいかもしれないが、疲れきった帰りは無言の行軍だろう。

なのになぜ山なのか。疑問だ。

最初に山にいって。次の年は「去年も山に行ってたから今年も山でいいですね。」て言う先生がいて

次の年も「今まで山なんで、今年も山で。」て言う先生がいて結果いままでずっと山なのだろう。

きっとそんなもんだ。


集会では生徒指導やら学年主任やらがなにかを話していたけれど、聞いている生徒なんかいやしない。

小学生のほうがまだましだ。

「はい。おしゃべりやめて前向いて」で大体は静かになるだろう。例外もあるだろうけど。

高校生の場合は「静かに前を向け」って言われても何も変わらない。

そりゃそうだ。聞いていないのだから何を言っても聞こえないのだ。

それに今の生徒は教師が体罰を使えないことをよく知っている。

教師も大変だ。

そりゃ「昔はよかった」「今の子たちは」という言葉が出てくるのも理解できる。


集会が終わって教室に帰るとバスの座席決めが待っていた。

正直座席なんてどこでもいい。

ただ、隣がだれかは重要だ。

もし、隣が体のでっかい奴だったら狭くてしょうがない。

嘘。そんなことはどうでもいい。

彼女の隣に座りたいだけだ。

まさしく【学園天国】の歌詞どうりだ。

気になる彼女こと渡邊さんは人気がある。

高校生の男子の会話なんて部活・スポーツあとは女の子のことか下ネタだ。

他の男が彼女のことが好きだとかって言っているのを聞くとなぜか腹が立つ。

別に付き合ってるわけでもなんでもないのに。どうやら僕は独占欲が強いらしい。

みんなが彼女の隣を狙ってる。今回だけでいいから隣になりたい。


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