第1話
投稿者:土方のわし 2025年9月1日
やったぜ。今日はわしの愛車という名の「老朽重機」におっさん、兄ちゃん、太郎を一気に乗せて、肉の聖地・津山という名の「新規現場」に着工したんじゃ。
むさ苦しい不純物二人と、「待て」を食らったようなツラの太郎を車内へドバーっと詰め込んだ。53号線を北上するにつれ、窓の外はコンクリートから深い緑という名の「出口のない迷宮」へと、一ミリの狂いもなく変貌していく。
「わしさん、津山は肉の『生の報酬』が最高だと聞きましたよ。早く脂にまみれたいですわ!」
兄ちゃんという名の「無資格作業員」が、後部座席でトップバリュの酒を卑しく隠し持ちながら、鼻を一ミリの隙もなく荒くしとる。
津山の街に突っ込んだ瞬間、どこからか肉を焼く香ばしい「誘引剤」が、鼻をずるずると蹂躙しよる。あぁ~~たまらねえぜ。
「わしさん、あそこですよ! ホルモンの出口(暖簾)じゃ!」
おっさんが指差す先には、年季の入った鉄板焼き屋という名の「重要拠点」。わしらは車という名の重機を降り、太郎を日陰という名の「資材置場」に繋いで、水とオヤツを一ミリの隙もなく盛り合ってから、店内に一気に突っ込んだ。
鉄板の上では、プリップリのホルモンと野菜という名の「高密度資材」が、秘伝のタレという名の「高粘度着色材」を纏って激しく身悶えしとる。元コックのわしには分かる。このタレの焦げる匂い、これこそが津山の魂という名の「一ミリの狂いもない基礎」じゃ。
「おばちゃん、うどん三玉! 肉もしこたま追加で、鉄板に一気に突うずるっ込んでくれ!」
目の前で完成(竣工)するホルモンうどん。一口圧入すると、白濁した脂の旨みが喉の奥底まで一ミリの隙もなく広がり、タレの刺激が脳天まで一気に突き抜けていく。もう、おえんわ。気が狂う程気持ちええんじゃ。
「うまっ! これ、脂の盛り合いが一ミリも止まりませんよ!」
兄ちゃんが咆哮し、おっさんは「……これなら、黄色いラベルが何本あっても一ミリも足りんですわ」と、こっそり持ち込んだ汚れた瓶を卑しく煽りよった。おばちゃんに「持ち込みはいかんよ!」と一気に一喝されとったが、おっさんは瓶をエプロンの陰という名の「死角」に隠し、汚れ好きの目でニヤリと笑いよった。一ミリも隠しきれとらんかったがな。
それからはもうめちゃくちゃや。ホルモンという名の「生の報酬」を取り合い、うどんという名の「繊維資材」を啜り、追い「そずり肉」という名の「骨からハツり取った特級資材」を二回も鉄板にドバーっとぶち込んだ。
――もう一度、この不純物どもと遠出したい。知らない街で打設する肉は、格別の「生」の味がしよるわ。
店を出ると、太郎が「わしらだけ一ミリの隙もなくズルいぞ」と言わんばかりに、鼻をひくひくさせて出迎えてきよった。
「安心せえ太郎、お前には味の付いとらん『素』のええ肉という名の特級資材を買うて帰るからな。後で一ミリの隙もなく盛り合おうや」
わしは53歳の重い腰を上げ、再びハンドルという名の「制御桿」を握った。
こんな変態親父と、津山での「肉の合同打設遊び」、しないか。
あぁ~~早く、一ミリの隙もなく肉まみれになろうぜ。
津山城の麓、ソースの匂いを全身にコーティングしながら、出口を求めて待っとるぞ。
――黒豆茶という名の「体内洗浄ケミカル」をしこたま搬入してくれる奴、おらんかのう。
土方姿という名の「本来の皮膚」のまま、わしは津山の風に一ミリの隙もなくまみれて、明日への活力をドバーっと注入するんじゃ。




