表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/41

プロローグ-花の散る日-

帝国暦、某年。


広場は静まり返っていた。


歓声も怒号もない。

ただ、見届ける視線だけがある。


石造りの処刑台。

鎖に繋がれた少女が一人。

その名を、誰も口にしない。


罪状は「反逆罪」。


帝国に仇なす思想を抱き、

帝国の秩序を乱そうとした者。


ざわめきが走る。


やはり――反逆者だったのだ。


兵が剣を掲げる。


少女は抵抗しない。


ただ、どこか遠くを見る。


その視線の先に何があったのか、

誰も知らない。


刃が振り下ろされる。


血が落ちる。


花が散る。


その日、帝国は宣言した。


第二王女は死んだ、と。


黒薔薇はここに散った、と。


――しかし。


海は、すべてを呑み込む。


そして時に、還す。



荒れた海岸に、ひとりの少女が打ち上げられている。


息はある。


だが、瞼は閉じたまま。


その手には、何も握られていない。


名も。


記憶も。


ただ、温もりだけが残っている。



「黒き花は名を持たず」


物語は、ここから始まる。


邪神山阿波男です。

初めての連載投稿という事で拙い内容になるかとは思いますしが、優しい目で見ていただければ幸いです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ