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12月20日
俺宛の手紙を読み、膝から崩れ落ちるとはこういうことかと強く思った。
俺はその先の日を指定したんだ。
どうして、その日なんだ。
これは神からの最後の試練か?
お前みたいな人間は最後まで苦しめという魔王からの試練かもな。
俺は言ったはずだ。
その日は、その日だけは駄目だと。
だけど、そうか。
俺はこれを守る為に多くの者を巻き込む日を指定したから。
こいつらはその多くの者を優先したんだな。
当たり前、か。
これが、普通なんだよな。
今から騒いだところでどうにもならない。
俺にはどうすることもできない。
無力な男だな。情けない。
嫌だけど話さないとな。
はぁ、本当に情けないな。
どうして俺は泣いているんだろうな。




