11月23日
レターセットが届くと早速手紙を書き始める光司。
覗き見するつもりなんて無いのに徹底的にガードをする光司。
そういう事をされると逆に覗きたくなってしまう。
だけど我慢して本を読んでたんだ。
光司は何度も書き直していたな。
やっと納得のいく手紙が書けたのか光司は満足そうな顔をして丁寧に手紙を折って封に入れた。
そんなに必要か?と聴きたくなるほど糊を塗りたくり封を閉じると俺に渡してきた。
俺は調べておいた宛先を書き込み、裏には光司の名前を書いた。
浅賀を呼び手紙を渡す。
教団では郵便物を出したり、届いた物を届ける係の教団員がいる。
届いた郵便物を教団員に渡すだけなら楽な仕事だが、教団員が出す郵便物を纏め車に乗って街まで行かなくてはならないのが面倒だ。
帰ってきてすぐ別の教団員から出しておいてと渡されることもあり、そうなるとまたすぐに街へと行かなくてはならない。
集荷を頼めば早いのだが、教祖様がそれを嫌がるのでこうして教団員でやるしか無いのだ。
浅賀は自らこれに立候補し、他の教団員達は快く任せた。
サンタさんに届くよう早めに出してきますね。と光司に話しかけた浅賀。
光司は初めて浅賀に笑顔を向けた。
あと一ヶ月か。
光司はサンタに何を頼んだんだろう。
聞けば教えてくれるだろうか?




