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秘密の報告書  作者: 藤岡
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11月20日

寒くなったな、なんて思いながら光司が縄跳びをする姿を眺めていたんだ。

暑いよりは全然良いが、肌を撫ぜる風が冷たすぎて不快だ。


帰ってから光司はノートに何かを書き込み俺に見せてきた。

縄跳びが楽しかったとかそういったものだろうと思いながら見ると、そこにはこう書かれていた。


もうすぐ くりすます

ぼくのところにゎ サンタさんきてくれるかな?

くりすますに ゆきがふるとおもう?

くりすますのひに ゆきがふるとね ほわいとくりすます っていうんだよ。

しってた?


もうすぐって後一ヶ月も先の話だろ。と思ったが、子供はこういうイベントが好きみたいだ。

両親から、祖父母から、そしてサンタからプレゼントを貰える日。

ただしサンタは良い子の元にしか来ないと言う。

光司は良い子だからきっとサンタが一番最初にプレゼントを抱えてやってくるだろう。

ホワイトクリスマスか。

全く興味が無いし、どちらかと言えば雪は降らないでほしい。

けど、光司は目を輝かせていたからきっと期待しているんだろうな。

ロマンチストというやつか?

子供にとっては最高のイベントの日なのか。


サンタは必ずやってくることと、クリスマスに雪が降ると良いなと伝えたら光司は嬉しそうに笑っていた。

そしてまた紙を見せてきたんだ。


サンタさんに おてがみをかきたい


サンタに手紙?と疑問に思ったが、普通は手紙を出すものなのか?

宛先はどこなんだ?

俺は書いたことが無いというか、そもそも手紙を送るという発想になったことが無い。

だから宛先も何も分からない……けど、光司が望むならと俺は茶封筒を取り出したんだけど、光司はもっと可愛らしい封筒が良いと言い出した。

それもそうか、と俺と光司はレターセットを二人で選び購入したんだ。


約一ヶ月前だが、これが早いのか遅いのかも分からないが、光司が喜ぶならなんでも良いか。

光司が寝ている間に宛先を調べておこう。

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