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秘密の報告書  作者: 藤岡
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01月26日

今日は集まりがあった。

俺は後ろの方の席に座り、上層部の話を聞いていた。

正直に話すと退屈だ。

だがそんな感情を顔に出せば注意される。当たり前だ。


うちの教祖様はよく顔を出す。

穏やかな表情で柔らかい言葉遣い。そして落ち着いた声。

とてつもない眠気に襲われる。


今日話されたのは数日前に浄化を希望した親子の事だった。

今も治療室にいるらしい。

ただ、快方に向かっているとの事でどこかほっとした。

いや、親子にとっては良くない事か?

いやいや、違う。母親にだけ良い事……か?

まあそんな事は置いておいて、どうして集まりその話をしたのか?ということについてだ。

こうして家族の為に乗り込んでくるのは珍しい訳ではない。

直接というのはやや珍しいとも言えるが、警察や第三者を挟んで抗議してくるやつはそれなりにいる。

その数が増えれば増えるほど俺たちにとって不都合だという話。

特に警察を介入させようとするやつが増えるほど面倒だ。

だから、これからはもう少し慎重に動け。

そういう話だった。


だけど俺は知っている。

警察はそう簡単には踏み込んでこない事を。

家族が乗り込んだところでその家族はどうすることも出来ない事を。

第三者が介入しようとその答えは変わらない。

俺は知っているんだ。


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