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秘密の報告書  作者: 藤岡
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01月15日

今日は不快な目覚めをした。

朝早くから見知らぬ男女がやってきて、「母を返せ!」と怒鳴りつけてきた。

俺はそれを遠くから見ていたわけだが、ハッキリと声が届いたんだ。


こうして自ら乗り込んでくるやつらはそう多くは無い。

大体警察に駆け込むからだ。

あまりにも数が多いと警察も渋々ここまでやってくるが、ちょっとした注意程度で帰っていく。

証拠が何も無い状態であれこれ言うのは難しいからな。

ましてやこんな不気味な集団。

もし仮に罰するに値する行為を行っていなければ、ただ敵に回すだけ。

敵に回すとどうなる?

そこで初めて事件を起こすかもしれない。

なら、そっとしておくのが吉だろう。

俺が警察の立場ならそう考えるかな。

乗り込むなら決定的な証拠が必要だ。


話を戻そう。

今朝やってきた男女が言う母とは、数ヶ月前に協力者になった女のことだろう。

今も変わらず顔を見せに来るし、日が経つ毎に貢献度が上がっている。

あの女が連れて来た新たな協力者は何人増えたのか、そこまでは把握していないが、我々はこの女を邪険に扱おうなどとは思わない。

まだ狂いきっていない。

まだ利用価値がある。

きっと、家族にも話をしたのだろう。

普通の人間ならば、毒された。そう思うのだろう。

だから、以前の母を返せという意味で言ってきたのだと思うが、それを取り戻したければ自分たちの手でどうにかするしかない。

俺達にはどうしようも無いことだ。

ぶつけ所の分からない怒りを俺達にぶつけてくるのは構わないが…さて、お前達の母親がこのことを知ればどういった行動を起こすのだろうな?

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