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秘密の報告書  作者: 藤岡
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01月01日

あけましておめでとう。

また新たな年を迎えることになった。

めでたいか?と聞かれれば、別にそんなことは無い。

集まり談笑する家族はいない。

特別な料理を用意しているわけでも、ゆっくりとした時間を過ごす訳でもない。

テレビなんて最後に見たのがいつなのかさえ覚えていない。

外に出ると人々が、楽しそうに、嬉しそうに、そして幸せそうに歩いているのをみかける。

あれはカップルか?

こっちは家族か?

どいつもこいつも平和ボケしたかのような顔をしていて反吐が出る。


まぁそんな事はいい。

今日は集まりがあった。

正月だからじゃない。仕事の集まりだ。

辛気臭い顔をした奴らの集まり。

急に呼び出され何事かと思えば、また厄介な事がおこった。

どうしてそうやってすぐに逃げ出そうとするんだろうな。

その心理が俺には分からない。

だってそうだろ?

逃げきれる保証が無いのに行動に移すなんて、馬鹿がする事だろう。

捕まった後自分がどうなるかなんて容易く想像が出来る。

いや、出来ないのか?

そこまで頭が回っていない?

聞いてみなきゃ分からねぇな。


でも勘弁してほしいんだよ。

こうやって一人が逆らえば俺達は全員呼び出され、面倒で退屈な話を聞かされるんだから。

何が不服なんだろうな。

自ら望んで俺たちの元に来ておいて、三食の飯も与えられ、寝る場所だって用意されている。

不満を抱けるほど立派な生き物でもないくせに、生意気だな。


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