第2話『兄の記憶と秘密の確認』
Zone STARZのサプライズLIVEが富山第二高校で行われることが決まり、動き始めた龍雷神美香は、まず担任の村留佳菜子先生にこの重大な計画の内容を伝えた。
「先生、私から話があるんです。このことは絶対に他の生徒には秘密にしてください。まだ誰にも言わないでほしいんです」
佳菜子先生は驚きつつも、美香の真剣な表情に心を打たれ、「わかったわ、信じて協力するわね」と約束した。
学校に突然訪れる大きな出来事が、まだ誰にも知られていないのだ。
その後、美香はもう一人、絶対に頼れる人物――兄の龍雷神梨紅にもこの話を持ちかける。
「兄ちゃん、ZoneSTARZってグループがうち(富山第二高校)に来る事に決定した。」
「 本当か⁉︎」と梨紅兄ちゃんが言ってきたので、美香は頷いた。
「 いつ来るかどうか確認して欲しい。」と美香はお願いした。
「 分かった。聞いてみる」
梨紅は美香の頼みを受け、すぐに(株)龍雷神の社長である黄金に電話をかける。
しかし、黄金からの返事は、「いつになるかは秘密だ。絶対に誰にも言うな。みんなにサプライズにしたい」と厳しく念を押された。
梨紅はそれを美香に伝えながらも、過去に一度Zone STARZの6人と飲み会で顔を合わせたことがあることを話す。
「実はな、あいつら6人は俺もよく知ってる。顔もしっかり覚えてる。優しい奴らばかりだ」
そして、梨紅は妹に強く念を押す。
「6人の正体は絶対に学校のみんなに話すな。友達にも絶対だ。あいつらは職業柄、人前に出るけど、それは絶対秘密にしないとダメなんだ。
俺は6人の仕事をはっきり知ってるけど、君には言えない。それだけ大事なことなんだよ」
さらに、「もしも何かあったら、俺の名前を出せば6人も分かってくれるはずだ。でも、絶対に迷惑をかけるな」と優しく諭す梨紅。
美香はその言葉を胸に刻み、「分かった、絶対に秘密を守る」と決意する。
彼女の心の中には、不安と期待が入り混じりながらも、何か特別なことがもうすぐ起こる予感が強く広がっていった――




