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【Zone STARZの物語】  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
第4章:響け、47の旋律(しらべ)~ 沈黙の交響曲(サイレントシンフォニー) ~
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第9話「再集結。そして、龍雷神に集う者たち」



Zone STARZが沈黙を破る日。

それは同時に、彼らが再び“動き出す”ことを意味していた。


しかし、この日の集合場所は、ライブハウスでもスタジオでもなかった。


そこは――

(株)龍雷神・本社ビル。最上階の役員会議室。


黄金社長は、Zone STARZの“アーティストとして”ではなく、“戦略の中心”として彼らを再集結させたのだった。



◆光莉と玜介――大物芸能人の命を救うため


会議室のモニターに、2分割のオンライン映像が映る。


一方は手術室の控え室で白衣姿の玜介、もう一方は病室の前室でナース服の光莉。


「申し訳ありません。どうしても外せない手術で……」


「大物芸能人……誰かは言えませんが、命に関わる状態です」


2人の背景には、医療現場独特の緊張感とプロフェッショナリズムが滲んでいた。


黄金社長は笑って言う。


「よろしい。命を守るのは、音楽と同じくらい価値がある。終わったら、君たちの“次のステージ”について話そう」



◆孤咲東助――全国を揺るがす裁判の最前線


会議開始と同時に社長秘書・堀遥が小声で報告する。


「孤咲さん、本日午後の裁判出廷が確定しました。例の、ニュースでも報道されている事件です」


社長は軽く頷き、メンバーに伝える。


「東助も、また人を守るために“戦って”いる。午後にはここに来る。君たちと合流するためにな」



◆仲間蜜介――真実の帳簿を綴る者


黄金社長は蜜介をじっと見つめる。


「君には、この(株)龍雷神の会計全般を任せたい。“Zone STARZのCHAM”としてではなく、“この会社専属の公認会計士”として、正体は伏せたままでね」


一瞬、戸惑う蜜介。


だがすぐに眼鏡を直し、口角を上げた。


「ええで。…その代わり、資産管理と株関連は全部やらせてもらうわ。他は経理部と会計課に聞いてもらえると助かる」


社長は深く頷いた。


「任せたぞ、“CHAM”ではなく、“Mr.仲間”」



◆園川悌輔――歯科医とアーティストの二足のわらじ


「すまん、俺、午後の診療あるから昼過ぎには出なあかん。けど、今のうちに話聞かせてもらうわ」


白衣の下にZone STARZのTシャツを着た園川は、変わらぬ熱意を見せる。


「歯を守るんも、音楽を奏でるんも、似たようなもんやろ?」


黄金社長は笑みを浮かべる。


「まさに君らしいな。午前だけでも十分だ、悌輔」



◆城戸承太郎――支える者、新たなる陣営を迎える


承太郎は、別室で秘書2人――吉田稔、堀遥と共に、新人秘書4人の紹介を行っていた。


広めの応接室で、4人は緊張した面持ちで立っていた。

黄金こがね 一真かずま:100ものアレルギーを抱えるが、細心の管理力と注意力は秘書業務で武器となる。

日置ひおき 茅麻ちお:姉は現役歌手、母は元アイドルという“芸能エリート”家系。舞台裏の理解力が深い。

早乙女さおとめ 飛香あすか:剣道・空手有段者で護衛任務もこなせる“戦う秘書”。

斎藤さいとう はじめ:新選組の隊長の遠縁。礼節と忠誠心を重んじる、古風な精神の持ち主。


吉田稔(理系出身・既婚)と堀遥(若手・恋愛募集中)はしっかりサポート役を果たしていた。


承太郎は資料を手に一言。


「君ら4人が、これからZone STARZの――いや、龍雷神の未来を支える柱になる。期待してるぞ」



再集結の意味


Zone STARZは音楽のために集まったのではない。

“変化”のために集まったのだ。


音楽は、その手段の一つに過ぎない。


医者も、弁護士も、会計士も、歯科医も、そして戦略家も――

それぞれが本職のまま、戦える場所がここにある。


黄金社長は会議室の窓から、広がる街を見下ろして呟いた。


「ここから始まるぞ、“ZONE STARZ計画第二段階”。全員が“二つの顔”を持つ、新時代のアーティストとしてな」


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