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酔いどれ哀歌

作者: ハル


_______________


上辺の会話

机を叩く指

ドアに向く足

片側だけ上がった頬


一日を取り繕った末に

脱ぎ捨てた靴下は

きっと数時間後の自分が拾うのだろう


溜息に混じったアルコールは

命を削るには物足りなくて

終わりの見えない自身に

心が震えた

一体何を、どこで間違えたというのか

答えは部屋のどこにも転がっておらず

手の中の琥珀が悲哀を映す


常に良くあれと生きた背中に

負うものは何も無く

瓶の音だけが時間を溶かし

そっと私に寄り添った


_____________

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