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⑺『デジタル・トラップ』
⑺『デジタル・トラップ』
㈠
物事の行く末よ、我々に幸福を与えたまえ、という言葉の先に、デジタルの世界があるのならば、我々はそれに対処できるだろうか。勿論、デジタルトラップのことを言っているのだ。言葉の先に、難はないか、ということだ。
㈡
現実の幸福というものを忘却したら、もう既に、崩壊は始まっているのである。訳の分からない、我々の我々、どこまで行っても、変わることのない、我々の我々、デジタルのトラップは、今日も、昨今を騒がしくしている。
㈢
それでいいのだ、それでいい、そんな快活な言葉をも、飲み込む形式で、デジタルトラップは、蜘蛛の巣の様に、我々を捕まえんとしている、という訳である。どちらが悪いのでもない、デジタル社会とは、そういう所だ、ということだ。