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剣の旅  作者: 不狩
序章
2/2

始まりは特殊な形で始まる


「おい」


あぁーうっせぇな もうほんと喧嘩はよそでやってくんないかな


「おい、無視かこのヤロー」


呼ばれてるやつはやくすましてくんないかな 

というか呼ばれてるのに反応しないとかどんな脳してるんだ?そんなやつの脳内見てやりてーよ


「無視するとどうなるかわかってるんだろうなぁ」ゴキゴキ


なんかどんどん声が近づいてる気がするんですけど怖


「おいっ」

グイ

ん?

なんか背中から引っ張られてる感じがするし殺意感じるんだけど

俺も歳をとったな〜 腰が痛むようになってきたとは

ん?

ではこの背中に突き刺さるような視線は?

なにこれ

これってガチの‥


「俺様をこんなにコケにしといてわかってんだろうな!」


どうやら俺はチンピラに絡まれてしまったようだ

だるいけど喧嘩するしかねえかな


「この俺の名を知ってそのことを言ってるのか?」


「お前が何者だろうと関係ない!俺を無視した野郎は罰を与えなきゃいけねぇんだよ」


「ほぅ では尋常に勝負なり」

ヒュン

あれ?

なんで刀もてないの?

右につけてたのかな?

ヒュン

あ、そういえば今日町を見てくるってことで置いてきたんだった

どうしよヤベェ


「なにも持たないで俺に挑んだことを後悔するんだな!おりゃあ!」


「奥義:無刀取り、これが無刀の法にござる」

や、やっちゃった

とっさに奥義だしちゃったよ

奥義ってのはここぞというときに出すべきなのに

また怒られるな〜

まぁ正当防衛というか不可抗力というか

仕方ないよね!


「師、師匠!俺をでしにしてくだせぇ」


ん?どゆこと?

「俺、いや私はいままで一度も負けたことがなくてもっと上を目指そうとしても強くなることができなかったんです。

だけど今私よりも強い人に出会えて上には上がいるのだと実感しました。ど、どうか弟子にしてくだせぇ」


まぁ弟子にしたところでそこまで害があるわけでもないしいいかな?

今みたいななにも持ってない時には用心棒にすることだってできるし


「よし決めた!お前を弟子にしてやる。しっかりついてこいよ!」


「ほ、本当ですか!ありがとうございます!」


これがあいつと俺の出会いだった

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