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18 私の服事情 

明日から少し忙しくなるので2話更新出来なくなりそうです。

時間も不定期になります。すみません(_ _;)

突然ですが、私の服についてお話しようと思います。

クローゼットを開けると……たくさんのドレスやワンピースが並んでいるのですが……。


皆さんご存知でしょうか。貴族というものは自分で服を選ばないそうです。

え? それはあなただけだって? こほんっ。そうしないと話が進まないので無理矢理にでもそういうことにしといてください。


実際私は前世でもあまり服に興味がなかったんだけど……残念ながらこちらの世界にやってきてもそれは変わらず。


小さい頃はそれを良いことにラスニア様とお母様の着せ替え人形でしたね……。今もたまにあるのですが……。


私自身お洒落が嫌いなわけじゃないけど正直言って面倒くさいのです。あとセンスがあまり良くないのか、私が選ぶものはほぼ全てと言っていいほど却下されていました。

前世では制服に助けられていた人の一人です。


休日はどうしていたかって?

それがですね……真冬くんが……全部買ってくれてたんですよ……。

申し訳なかった!! お母さんもいつもいつもお礼と、そこまでしてもらうには……って言ってたけど、真冬くんだけじゃなくて、真冬くんのお母さんも買っていたらしい。そして無駄にセンスがいいため外出しても恥をかくことはなく。

こう思ってみても真冬くんに助けてもらったばっかだな……。


とまあこんな感じで、前世でも今でも自分で服選びをしてこなかったわけです。はい。

それでやっていけてるからよしとしましょう。


問題はこのクローゼットの中身です。

家のお母様、貴族のくせに捨てるのがもったいないとか言って、着られなくなった服も置いている。だから、うちのクローゼットってバカみたいに大きいんだけど……。


ガサガサとあさっていく。

カーラたちは今はいない。だから今のうちに……!!


…………。


……………………。



これ……、もしかしなくても私が3歳のときのやつだよね……?

あ、こっちは5歳のときの……。もしかして……一枚も捨ててない……?


それは大問題だ……!!

貴族って一回来ただけでも捨てる人なんかもいるのに、私の場合はそんなことはしないけど、何回か着たらもう出されなくなっていた。てっきり捨てたのかと思ってたけど全部残っていたとは……!!


何百枚とあるよ? よくクローゼットに全部入ったね。


とりあえず全部取り出す。


「お嬢様!! 何をしておられるのですか!!」


カーラがやってきたみたいで、悲鳴混じりに叫んでいた。

断捨離だよ!! こんなのどうせあっても着ることなんてできないでしょ!!


でも私も元日本人。捨てるのはもったいないと思ってしまう……。



そうだ!! 孤児院に寄付すればいいんだ!!

確かうちが支援してるとこあったよね。これだけの量があれば着るなり売るなり好きにできるだろう。

そろそろカーラの顔が青ざめ始めているところで振り返る。


「これ、もう着ないよね? 孤児院に寄付したいんだけど」


「こ、孤児院ですか?」


予想していなかったのだろうか。一瞬ぽかんとしていた。


「家が支援してるとこあったでしょ? これだけの数があったら結構な額になると思うんだけど……」


3歳の頃に来ていたと思われる、薄いグリーンのドレスを手に持ちながら尋ねる。


「まあ……それは……着れないものもたくさんありますからね。一度整理してみるのもいいかと思いますし……」


カーラも増え続けていたドレスには困っていたらしい。快く承諾してくれてお母様に相談してくれれることになった。


ここに残しておくのはお気に入りのドレスを数着と、はきやすいワンピースを数着にしよう。どうせこれからもっと増えるからそんなにはいらないと思う。

そのことを伝えると、かしこまりましたと言ってカーラはお母様のところへ行った。



そしてもう一つ重大な問題が残っている。

それは…………コルセット!!


あの凶器をどうすればいいか考えなくては……。

今は意地でも着けてないけどパーティーやお茶会になるとどうしてもつけなきゃいけないようになってしまう。あれ締め付けられるからご飯入んないんだよね。苦しすぎて。

必要あんのかな。だって私のウエストってまじで細いのよ。自分でもびっくりするくらい。なんでこんなにお菓子食べてても太らないんだろうって軽く恐怖を覚えたくらいだもん。


絶対必要ないよね。よし、お父様に相談してみよう。

お母様は……たぶんだめだと思う。男の人であるお父様に相談するのもどうかと思うけど……コルセットがいらないとドレスを作ってもらうように頼むのはたぶんお父様のほうが得意だ。

なんせ学生時代にはそりゃあモテたらしくて、女の人の知り合いが多いんだって。それはそれでどうなの? って思ったけどお母様は一切気にしてない様子で、お父様の方も仕事だといって割り切ってるそうなので問題ないらしい。


コルセットをつけなくてもいいドレスが流行ったらいいのになーと今はなんとなく思っているが、この願いが叶えられるのはそう遅くなかった。


しかし、そのことはエリーナはまだ知らない。

今はスッキリしたクローゼットを見て大満足しているのだった。

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