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第3話 騎獣召喚

「騎獣って?」

俺は、ファンタジーっぽい言葉にワクワクしながら、じーさんに聞いてみた。

「あぁ、冒険者が乗る、翼の生えた獣のことだ。

初心者ならまず、天馬(てんば)を狩る。」

う〜ん、どーしよ?手っ取り早く級をあげたいけど、いきなり一級とかはちょっとなぁ…

まぁ、五級ぐらいからやってみるか。

「じーさん、五級の騎獣って、どんなヤツ?」

「5級か…まあ、天獅子(てんじし)とかじゃないか?」

「ふーん。それ、どうやって狩るの?」

「いいか、この世界は、魔族の住む魔界と、私たちの住む人間界、騎獣や神々の住む、天界に分かれている。

騎獣を狩るには、天界につながる場所に行き、騎獣を召喚しなければならない。」

お?なかなかファンタジーじゃん。

俺は、真剣にじーさんの話を聞いていた。

「天獅子は、炎の属性だから、天火山(てんかざん)の頂上に行き、『天獅子、召喚』と唱えればいい。」

「天火山って、頂上大丈夫なのか?」

「まぁ、大丈夫じゃないな。噴火で死ぬものも大勢いる。」

まあそれはどうにかなるだろう。召喚に魔法陣もいらねーみたいだし、結構楽そうじゃね?

「で、召喚したら終わり?」

「一応な。お前が天獅子の(あるじ)にふさわしくなければ襲われるが、大体は大丈夫だろう。

お前、行くのか?

天火山は、ここから歩いて半年かかるぞ。」

「あぁ。俺、行くぜ。

じゃな、じーさん。ありがとよ。」

半年か。多分大丈夫だろ。

だって俺には、チートがあるんだから。


「天火山へ!」

俺は、目を閉じて、そう唱えた。









目を開けると、そこは山の頂上だった。

暑い。どうやら俺は無事、天火山にこれたようだ。

チートスキルも、ちゃんと使えるらしい。


「天獅子、召喚!」



言った途端、俺の足元から炎のようなものが噴き出してきた。

次の瞬間、俺の目の前には、『それ』がいた。



それは、炎のように赤く光り輝く、ライオンのようだった。

1つだけ違うのは、背に立派な翼が生えているということ。



…そうか、これが天獅子なのか。

俺は無事、騎獣を召喚することができたらしい。


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