第2話 冒険者登録
魔法陣の光に包まれてから数秒、俺は見知らぬ土地に立っていた。
それにしても、どうすれば魔王に会えるんだ?
お、あそこにじーさんいるじゃん。ちょっと聞いてみよ。
「すいませ〜ん。
じーさん、俺、魔王に会いたいんだけど、どうしたらいい?」
「はぁ?何を言っている。お前のような青年が、なぜ魔王様に会いたいと言うのだ?」
「いや〜、俺さ、魔王とちょっと賭けやってて。
会わなきゃいけねーんだよ。」
「何を言う。お前のようなものが、魔王様と面識があるわけなかろうが。」
「まぁいいや。それで、どうすれば良いわけ?」
「まあ一応、そういうことなら冒険者登録をすれば良い。」
「ふ〜ん。で、それ、どうやんの?」
「まったくもう、何もできんのかお前は。仕方ないな。
私が登録をしてやる。お前、名は何という?」
「俺、大輔。」
「ダイスケか。変わった名前だな。ほい、登録終わったぞ。腕出してみろ。」
俺は、じーさんの言う通りに、左腕を差し出した。
すると、じーさんが、何かひものようなものを巻いてきた。
「何だよ、コレ。」
「これは、冒険者の印だ。そこの赤いのを握って、『冒険者情報』と言ってみろ。」
「冒険者情報」
赤いビーズのようなものを握ってそういうと、目の前に文字が浮かび上がってきた。
「これには、お前のレベルが表示される。今は登録したばかりだから、十級冒険者だな。魔王に会えるのは、一級ぐらいにならんと無理だろう。」
「へぇ〜。で、どうすれば級を上げられるんだ?」
「そうだな、お前はまず、自分の騎獣を獲らなければならんだろう。」




