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HATEBREED


 突然始まってしまったこのエッセイ、「ハードロック・ヘヴィメタルを語る!」


 今回はニュースクール・ハードコアの代表格であるばかりではなく、現代ヘヴィロックのトップランナーでもあるアーティスト、HATEBREEDをご紹介します!


 1995年、ボーカリストのジェイミー・ジャスタを中心にアメリカはコネチカット州で結成された彼等は、所謂ニュースクール・ハードコア(パンクの攻撃性を凝縮し、かつ尖鋭化させたハードコアに、ヒップホップ等のジャンルを超えた影響力を受け入れたスタイルと、私は認識しております)に分類されており、一般的にはハードロックとは呼ばれていません。


 しかし、ハードなロック、ヘヴィなロックで私の好むものはガンガン取り上げたいと思います!

 アーティストを紹介していく私はおっさんですが、顔の見えない文章でもおっさんしか相手に出来ないのでは、この舞台に上がる資格は無いと思っていますからね。


 多くの意見を受け入れる守備範囲の幅を示して行く為に、多彩な音楽性と年代のアーティストをカバー出来れば良いと考えています。


 THE WHOの後はLED ZEPPELINかな?と予想していたクラシックロックファンの方がいたら申し訳ありません。彼等はまたいずれ取り上げます。


 私はロックにせよ、ヒップホップにせよ、所謂男臭いストロングスタイルを好む傾向があり、EAGLESよりはZZ TOP、EMINEMよりはDMXを好んで聴いていました(今ではEAGLESの良さもEMINEMの良さも分かりますが)。

 

 90年代後半から、ハードロック・ヘヴィメタルが勢いを無くしていた時期があり、中途半端なミクスチャーやオルタナ崩れのロックよりはシンプルなハードコアの方が好きだったんですよね。


 MADBALL・TERROR・EARTH CRISIS等にハマり、その中でもヘヴィメタル的な分かりやすさがあったHATEBREEDが一番取っつき易かったのです。


 1997年にアルバム「SATISFACTION IS DEATH OF DESIRE」でデビューした当時の彼等のサウンドは荒々しく、まさにハードコア以外の何物でもありませんでしたが、歌詞にはその頃のロックにありがちだった周囲への不満や殺意ばかりの無策ではない、己を鍛え上げるポジティブさがありました。

 

 2002年、メジャー・レーベルのUNIVERSALから発表されたセカンドアルバム「PERCEVERANCE」は、スラッシュメタルの帝王ことSLAYERのギタリスト、ケリー・キングをゲストに呼ぶ等、ヘヴィメタル的な要素を上手く導入した結果、ハードコアらしさを失わずにチャートでの健闘とメタル・ファンの取り込みに成功します。


 このアルバムですっかり彼等に魅せられてしまった私は、仕事直前にウォークマンで聴きまくって自分を奮い立たせていましたよ(笑)。


 そんな彼等でしたが、2000年代後半から悪い意味で中途半端にメタル様式化とメロディに汚染されてしまい、「これなら歌とギターの上手いメタルを聴くよ」と、私もファンを止めていた時期があったんですよね。

 

 そんな彼等の復活は2013年、アルバム「THE DIVINITY OF PURPOSE」によってでした。

 

 ハードコア・バンドとしての強靭さを取り戻し、かつ近年の貫禄とメジャー感がプラスに作用した「硬派な娯楽作」とでも言うべき充実度は、HATEBREED完全復活を世界中に印象付ける事となります!


 彼等の魅力は、全てにおいてタフな存在感です。

 勢いがありながらも決して勢いだけで誤魔化す事の無い強靭なグルーヴと、栄光と挫折を同じ様に積み上げてきたからこそ説得力を持つ、ポジティブな闘争本能がリスナーのヒロイズムを直撃するんですよね!男なら分かるはず(笑)。


 彼等はメンバー各々の活動もあり、突然長い活動休止等に陥る時もありますが、これからも必要以上にメジャーな色気をみせない、剛球一直線のハードコアを貫いて欲しいものですね。


 彼等のアルバムの中のおすすめは、やはり「PERCEVERANCE」(2002)と「THE DIVINITY OF PURPOSE」(2013)の2枚になります!

はい、いきなりハードコアですね。

若い人も全然読めますよね(笑)?

勿論、メタルと言えばアレだろ?みたいなアーティストの話もこれからして行きますよ!

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