表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

前半

誤字脱字報告 して頂けると助かります。

よろしくお願いいたします。

「ゆきな~ 今日も可愛いな 一発やらせて」


ドコっと腹に一発やってあげた。


「相変わらず 下半身も頭も緩い屑竜先輩 いい加減 死にたいですか?」

「あいかわらずの怪力・・・しかも屑ってひどくない?」

「あ わかりました?」

「ゆきな の事は何でもわかるよ~」

「じゃあ 死んでください」

「それは やっぱり一発した後なら」


ドコっとまた 腹に一発されても ゆきなの手を握って


「力加減してる、ゆきなも、かわいい~」


と抱き着いてくる九頭竜に、げんなりして ゆきなは


「あっちで 加井先輩が探してましたよ。」

「あっまじ?」

「まじです。」


といいつつ、そそくさにあっちではない 違う場所に走っていった。

まぁ 加井先輩がここにくるのは時間の問題だろと思いつつ


「九頭竜~~そこにいたのですね~。逃がしませんよ~~~~~」


と竹刀をもって走ってくる加井を見た瞬間ダッシュで逃げ出した九頭竜に


ご愁傷様ですっとナムナムした。


私は小鳥遊タカナシ 幸奈ユキナ 大学生2年生。

毎回懲りずに セクハラ発言するのは九頭竜クズリュウ 侑季ユキ大学4年生。


毎回私にやりたいと言ってセクハラする先輩 顔はイケメンだし身長も割とあるからもてるのに、なぜか毎回私を標的にする。

私なんて 身長も顔も 平均なんだけどな・・

この胸のせいか? 人より胸が少し大きいが、九頭竜先輩にいいよる女性は 私以上にボンキュッボンが多いのに・・。


※※


次の講義は休講になので 図書館で時間潰しに勉強でもするかな・・とおもいつつ

図書館に向かってる最中に、加井先輩を巻いてきた 九頭竜先輩が目の前にでてきた。


「ここにいた~」


と笑って私の隣で歩く九頭竜に


「加井先輩どうしたんです?」

「うまく 撒いたよ~いやしつこい。しつこい」

「今回は何をしたんですか?」

「ん?なんもしてないよ?」

「なんもしてなければ加井先輩は追いかけてこないと思いますが?」

「んん・・・多分さぼったせいかな・・・?」

「先輩 いい加減単位なくしますよ?」

「大丈夫 大丈夫。まぁ単位落としてもゆきなと一緒の学年過ごすだけだし」


はぁ~

このグズ先輩の発言にタメ息がでてくる。加井先輩も可愛そうに・・


♪~~♪♪

スマホのメール音が聞こえた。 今はラインやらあるのでメールがくるとしたら、DM系かラインにうとい父親か、エントリーした会社系だろ。

でも最近エントリーした会社はない。

なら前者のどちらかだから、慌ててみることはない。

横でひたすらナンパをしてくるグズ先輩を無視しながら、目的の図書館に迎えば私と同じように休講であふれた生徒が席を陣取っていた。

しまったな~とおもいつつ、どうせ友達と帰る予定だったから、残ってただけだし、帰るかと考え、その場でスマホをだして連絡をする。


『図書館いっぱいで待つ場所なし なんでかえる~』


ゴメンとスタンプを押せば 既読のマークがついて おk と可愛いスタンプが帰ってきた。


「何?ゆきなかえるの?」

「人が多かったので帰って、ゲームをします。」

「えぇ~じゃあ 俺とデートしよう」

「遠慮しておきます。 あ 加井先輩だ。」

「またまた さっきちゃんと巻いたんだから、その手には乗らないよ~」

「九頭竜~~~~そこにいたか~~~~~~~」

「えぇ~~~~~」


またしても加井先輩をみて逃げる九頭竜先輩。 彼はいったい加井先輩に何をしたんだろ・・。

逃げる彼を見送り さっさと自分の家に帰った。

家と言っても1kのマンションで常時いる高齢の大家さんがちょうど掃除をしていたので挨拶をして、部屋に入れば、ベットに寝転がった。


そういえば 何だったんだろ?


 とスマホをだしてメールをみれば、

いつものDM類だった。

この間ネットで買ったサプリの会社からで、


«この間ご購入された方限定での試供モニターになりませんか?» 


的な内容で、この間、貧血気味かな とおもい鉄分のサプリを頼んで、そのサプリを愛用しだしたらなんと貧血がなくなったから、メール登録してたいたので、怪しくはない。

ならば 試供モニターに応募するのもあり だと思えばURLをサックとクリックした。

途端 スマホが光り 気が付けば 神殿の中?にいた。


「おぉ聖女様だ。」

「儀式は成功したのか~」


光がやむと いきなりそこは神殿で、なんか変わった服をきた人たちに囲まれてました。


色々聞いたら、なんと召喚されたみたいで、聖地巡礼?みたいなのしてください って話で、おわったら元の世界に戻れるとのこと、 ただ働きなんて嫌です。ふざけんな といえば、もちろん護衛もいるし、安全保障します。衣食住は完璧です。

帰るときに貴金属など持って帰っていいということで、まぁ納得してみた。

だって純金ですよ? 資産価値としてはたよりになるものです。


聖女が巡礼することによって、世界の流れの安定をたまつやらで、50年に一回召喚されるみたいです。

以前の聖女様は、召喚されてこの世界に住んで孫までいるとのこと、すげぇな と思ったよ。

でも 名前は名乗らなかった。だって名乗って、操られるとかあったらこわいからね。

信用できるかわからないのだから、無難に高橋と名乗っておった。

小鳥遊 高橋 似てるからね。


巡礼の時にする言葉だけ覚えるのに 数日神殿で暮らして、いよいよ出発ってことで、護衛さんたちがきた。

護衛の中に見覚えがある顔が一人・・・・。


「なんで九頭竜先輩がいるんですか?」 

「?」

「?」


お互いが?になってるなか 似てるけど身長が足りないことに気付いた。

九頭竜先輩に似た人は膝をつくと 後ろにいる人達もひざをつき


「初めまして聖女様。私はグリューリアス=ユーキィリンヌと申します。

どうぞ グリューとお呼びくださいませ。聖女タカハシ様」


と言って私の手の甲にキスをした。いきなりのびっくりに固まってると立ち上がり


「今回の護衛に魔法使いのアンフローネとアメリア。騎士のヘリックとカルロスがご一緒させて頂きます。 本当はもう一人来る予定でしたが、今回、体調を崩したため、見送りになり、この5人でとなります。」


後ろにいる4人を膝をついたまま敬礼したので、


「よろしくお願いします。」


と言ったら 立ち上がり


「「よろしくお願いします。」」


と言って挨拶をしだしたが、このグリューさん? 手をいつ話してくれるんだ?とおもってたら、私の視線がきになったのか、私の方を見て


「どうかされましたか?」

「あ、いや・・・ん~手をいつ離してしてくれるんだろかな~って」


グリューさんは顔を真っ赤にして


「すっすいませんでした。」

「いえいえ」


手を離してくれてよかった。

どうやら顔が似ているだけで、あの九頭竜先輩とは違うらしい。

まぁ 身長も全然低いし、細すぎるかな。


「まぁ みなさんよろしく」


という事で馬に乗って出発した。

一人に一頭に馬がいたが、私は生粋の日本人。 

お嬢様じゃない一般市民、馬とか乗る機会などまったくもってない。

まぁ 観光地で1週するぐらいならあったが、乗れるわけがない。

それを知ってなのか、グリューさんと一緒に乗ることになった。


「タカハシ様、身体がきつくなったら言ってくださいね。すぐ休憩をとりますので。」

「はい。 わかりました。」


先頭に騎士のヘリックさん 

私達の隣に並んで乗馬しているのが魔法使いのアンフローネさんと騎士のカルロスさん

後ろが 魔法使いのアメリアさん。


会話が続かない旅は苦痛だな~と思っていたら、ちょくちょくグリューさんが、がんばって話しかけてくれて、まぁ なんとか休憩まで間が持った。


(この人 顔は似てるけど全然違うな。)


と思った瞬間だった。

休憩中、魔法使いのお姉さんたちと話して、なんとか仲良くなって、宿に着くころには、色々と盛り上がっていた。


もともと、ただの巡礼なので、危険なことがないのだが、何かあってはいけない、今後の聖女召喚が、出来なくなるのを避ける為に護衛には 最高クラスの護衛さん達がついてきたのだった。

しかも グリューさんは、なんと14歳で王子様だった。さん じゃなくて 君 だなっとおもいつつ。

リアル王子様だ~とマジマジとみていたら、顔を真っ赤にしていた。

顔真っ赤にしてかわいいな~となごんでいたら、店員さんがビールを5つ持ってきて、アンフローネさんがビール?片手にさぁ飲むぞ~と、乾杯をしだした。

あっこれ私の分もあるのね・・・。


盛り上がりの中で成人したばっかりの事を話していたので、私の分まであったが、もちろんグリュー君は未成年なので、ジュースだ。

うん偉いぞ。最近は未成年でも飲む奴はいるからな。




朝、太陽の光に目が覚めた。背伸びをして、さぁ起きるかな~と思ったらびっくりした。

いつの間にかベットで寝ていたけど、隣になんでグリュー君いるの?

これ朝チュンってやつ?

グリュー君をみれば、肩が布団から素肌でみえる。服を着てないのが見事わかるし、自分も服を着てない。

昨日はたしか・・・・グリュー君がジュースを飲むことに関心して、その後違う話で盛り上がって大量に飲み明かした記憶はある・・あるけど・・それ以外の記憶がない?。

てか やったんだよね・・やったんだよな?

相手は王子様 しかも未成年。やばい やばすぎる。


頭の中には 未成年者に対する強姦罪による犯罪で逮捕などが回っている。


私が、布団で胸を隠して起きたせいで、少し寒かったのか、目をこすりながら


「おはようございますユキナ。」

「おっおはよう」


慌てて声が裏がえってしまったが、挨拶はできた。ん?ゆきなって・・?


「なんで グリュー君私の名前を?」

「昨日、部屋でタカハシは偽名だからゆきなってよんでって・・・」

「私がいったの?」

「はい・・」


酔った私のバカ、何名前言ってんだよ~~と頭をかかえてたら、


「もしかして昨日の事も覚えてないです?」

「昨日・・・?」


グリュー君をマジマジみれば・・顔を真っ赤にしてるグリュー君に


「あの・・つかぬことを聞くけど、私達ヤったの?」


顔をさらに真っ赤にしてしまったグリュー君に

はいアウトーーーーーーーーーー。

未成年に手を出しているし、九頭竜先輩に似たグリュー君に手をだしちゃってるよ~。

どうしよう どうしよう。

慌てる私に


「あの、ユキナ」


私は裸のままベットで土下座をした。


「申し訳ありませんでした。お酒飲んだせいで、記憶が全然ありませんでした。ゆるしてください~」


と必死にいったら


「ユキナ落ち着いて、その許すも何も、私は怒ってないですよ」

「本当にすみませ・・本当?。」

「はい、私は全然怒ってないですし、その姿勢もやめてください・・その・・見えて・・」


その真っ赤にしているグリュー君に気付いて、慌てて布団で隠した。


「グリュー君私死刑にならない・・?」

「なんで 聖女のユキナが死刑になるんですか?」

「だって、私 未成年者+王子様に手をだしたんだよ・・打ち首もんじゃない?」

「なんでそうなるんですか?なりませんよ」

「じゃあ、じゃあ今回の事は忘れてお願い。」

「あっはい。えぇ?」

「本当? よかったありがと~。」

「ちょっとまってユキナ」


グリュー君が何かいってるが、私の中ではなかったことになったので頭の中にいる私は小躍りで踊ってた。


「ユキナ 聞いてますか?」


顔UPはやめて、九頭竜先輩だと思って殴ってしまうから、と心で思ってたが、身体は反応してたみたいで、腹パンしてた。


「っつ・・・・・」

「ごめんね。グリュー君つい癖で・・」

「・・・大丈夫です。鍛えてますから・・・。」


と言っても痛そうだよグリュー君。マジごめんね。

「その 癖ってのは・・顔を近くに寄られると手がでるのですか?」

「うんん 普通はでないけど・・・」

「でないけど?」

「グリュー君ね。ちょっと私の知り合いの先輩に似てて、それで・・・つい癖で・・・本当ごめんね」


「・・・・・その先輩って ユキナの恋人ですか?」

「まさか~、九頭竜先輩が、彼氏とか絶対イヤ。あの人いつも私に、セクハラ発言ばっかりしてくるし、この間も、ひたすら触ってこようとするし加井先輩にはいつも怒られて追われてるし」

「だいたい、自分はモテるんだから、私じゃなくてもいいくせに、それにセクハラとかしなければ・・普通にかっこいいのに・・」


とぶつくさと 思い当たる先輩の悪口を言ってみた。

途中でグリュー君が


「ユキナはその方が好きなんですね。」


と地雷発言した。


「はぁ? ・・っとごめんなさい。 どの言葉から好きだと思われたのです?」

「敬語じゃなくて大丈夫ですよ。私は一応貴方の護衛なんですから、」


間を少しおいて


「ユキナは怒ってるようで、怒ってないから」

「?意味がわからない」

「まぁ あんまりわからないままで、大丈夫ですよ。」

「?」


余計意味がわからないで???が飛んでたら、


「そろそろ、他の飲んだくれたちも起きてきますので、私達も準備をしましょう」


そうだ 私まだ 裸でした。

顔を真っ赤にしたら、グリュー君は

「後ろ向いておきますので、」


と気を使ってくれた。 ありがとうグリュー君。

急いで服を着れば、グリュー君に着たことをつげると、グリュー君は私も着替えますね。と言ってベットから降りた。

いつのまにか下をはいてくれてたみたいで、上半身のみ見えてしまった身体は14歳なのに、細くてまだ筋肉は突いてない・・・・しっかり食べないと大きくなれないぞ。


「あの・・・ユキナ恥ずかしいです・・・」

「わあぁぁ。 ごめんね」


と後ろを向いた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ