未亡人
朝の霞がこの身に染み渡る
鳥のさえずりが聞こえる
そんな朝だった
うつらうつらという意識の中
僕は立っていた
目の前には最愛の人。
「おれと、」
...ダメだ
言いかけた言葉をひとつ微笑んでから
そっと、自分の胸の中にしまう
「幸せになってください。」
自分にはそれを言う資格は無いのだから
彼女は泣いている
前には石がひとつ
彼女が泣いている
この世界にいるなによりも美しく儚いその姿で
空には1羽の鷹が飛んでいる
澄んだ空気が全てを包み込む
長い夏が来る
読んで頂きありがとうございました。
今高校生なので、空き時間を見つけ
書いていきたいと思います。
長編も書いていきたいです。
また次も読みにいらしてください◎
ありがとうございました。