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幸運の連続

空は赤く染まり、オレンジ色の夕陽に照らされた白い雲が夕空に浮かんでいた。こっちの世界に転生してからもはや3年もの月日が過ぎ去っていった。アレースと僕は波瀾万丈な戦いを乗り越え、大きく成長していた。ただ、それはもちろん俺だけの力でできたものではない沢山の人々が手伝ってくれたのだ。最初に出会ったアレース、そして、ヴィナス、ケレス、ジュピター、ウラノス、ネプトゥヌス、あとプルートウはぜひ俺の冒険の手伝いをしたいということなので嫁として付いてきてくれたのだ。今や俺たちはマルス帝国で一番有名な冒険者だ。

良い意味でも、悪い意味でも……。


「てめえらがシュステーマ・ソーラーレか!?」


「そうですが何か?私たちに着やすく話しかけるなんて、あなたは命が欲しくないのですか?」


「あんだとてめえ、アニキにそんな口きいてんじゃねえぞオラァ」


「ヒカル様、変ですねぇこの人。命が欲しくないのですか?と質問したのに、質問に答えられていませんよ。よっぽど頭が空っぽなんでしょうね。かわいそうに」


「……殺す!!!!!!!!!!」


「やれやれ、これだから馬鹿はめんどくさいんだよなぁ。さあて、いつものようにスーパールブリカントでっ…と」


瞬間、目の前の悪党たちは消え去った。

いや、視界から消え去ったといったほうがいいだろう、スーパールブリカントの影響で、悪党たちは直立することが不可能になり、バランスを崩して地面にはいつくばってしまったのだ。


「てめえ……なにしやがった」


「摩擦係数を0にしただけだ。何が悪い」


「摩擦係数……?」


「あ、これは俺が今までの世界でしか使われてない言葉だったなぁ。まあそうだ、言い換えれば非常に滑らかになったんだ」


「流石はご主人様です!私たちの知らない知識でそんなことができてしまうなんて知りませんでした!本当に凄いです!」


「やれやれ、大したことないさ」


目の前の男が立ち上がろうとするが、地面が滑るので立ち上がれない。そう、これは俺がこの世界に転移して使えるようになった能力(チート)だ。他にも沢山の種類があるが、そのうちのひとつがスーパールブリカントだ。まるで、地面に潤滑油をまかれたかのような状態になる能力。それを使って男たちを滑らせたのである。たいていの厄介物はこれで処理できる。


俺たちは男たちをぐるぐる巻きにするとギルドへと連れていった。最上級冒険者の首を狙った男たちの犯行は重罪となり、捕まった。そして俺たちは勲章をもらって賞金をもらった。


そして、屋敷を立てて7人の嫁とのハーレムチックな生活が続いた。

今作はこの辺で完結させていただきます。

最終話までお付き合いいただきありがとうございました。

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