表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/24

2話 異世界チュートリアルは凶悪なオーク退治から始まる

俺は今、なぜか牢屋の中にいる。

さっきオッサンが来て、「今回のことはワシにも庇うことができん。すまん。」と言って帰って行った。

訳が分からない。

とりあえず、今日あったことを振り返ってみよう。情報を整理すれば何か分かるかも知れない。

数時間前、城を後にした俺はとりあえず冒険者ギルドに行こうと思い、通行人に道を聞きながら歩いていた。

その時不意に、絹を裂くような女性の悲鳴が聞こえてきた。これはもしかして、異世界召喚物お約束のチュートリアル戦闘イベントか?と思った俺は、悲鳴が聞こえた大通りの方に向かって走った。

大通りに出るとそこには、地面にへたり込み震えている女性と、豚に似ているとかそういうレベルじゃなく完全に豚の頭で、でっぷりとして大柄の所謂オークがいた。女性が座り込んでいる地面が濡れているところを見るに失禁してしまったのだろう。それに対してオークは「ブヒィィィイイイイ」と雄たけびを上げている。周りの通行人たちはガヤガヤと騒ぐばかりで助けようともしない。

この状況からして、どこからどう見てもオークに女性が襲われていると分かる。

これがチュートリアルなら俺がオークを倒して、倒れている女性がきっとヒロインになるんだろうと思い、俺は剣に手をかける。

その時オークが動いた!女性に手を伸ばして襲おうとしている!

俺はとっさに剣を抜いて走り、オークに斬りつけた!瞬間血しぶきが舞った!女性の悲鳴が上がる。

剣はオークの腕に傷を負わせたようで、オークは「ブヒィ!?いきなり何するブヒィ!」と言っていたがそんなものは無視して今度は袈裟斬りにした!オークは大量の血を流して悲鳴を上げながら倒れた。

なんだ?抵抗して来なかったし、思ったより楽勝だったな。と思っていたらいきなり頬に衝撃が走った!

え?殴られた?誰に?オークは倒れているし…殴られた方を見るとそこには助けたはずの女性が立っていた。

女性は「あんた!何てことしてくれたのよ!」と叫び再び俺を殴ってくる。訳が分からず、転がるようにして攻撃を避けていると、誰かが呼んだのか4人の衛兵がやってきた。

まず衛兵が女性を取り押さえた。そして押さえながらも事情を聴いている。

女性の言葉を聞いた衛兵は女性を離し、俺の方に向かってきた。

俺も事情を説明しようとすると衛兵に取り押さえられた。

おい!なんで俺を捕まえてんだよ!?捕まえる相手が違うだろ!と叫ぶも衛兵は取り合わず俺を締め落としにかかった。

そしてあっさりと俺の意識は暗転した。

で、冒頭に至ると…

ん?誰か来たな。兵士のようだ。

「おい、お前の裁判が始まる。出ろ。」

俺がいったい何したっていうんだよ…………





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ