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12話 魔王襲来!割と理由のある暴力が主人公を襲う!

少し日が開きましたが書けました☆

噛ませ犬襲来事件から早一ヶ月

俺は真面目に依頼を受け、順調にレベルを上げていた。

カマセのような危ない奴がまた出るかもしれないからな。

その自衛のためだ。

ああいうのは一匹見たら30匹は居ると思えってよく言うしな。

そのために忙しい毎日を送っていた。

そんなある日


「魔王が出たぞー!!」


朝っぱらから誰かの大声で起こされた……

…………?

魔王が出ただって?

…………ぐぅ。


「ヒデオ―!魔王が来たブヒィ!」


二度寝する寸前で、バーン!と宿の俺の部屋のドアを勢いよく開けてシューバインが入ってきた。

魔王って勇者が居る間は城に引き籠ってるんじゃなかったのか~?

……すやぁ。


「起きるブヒィ!そのはずだったけど、何故か来たんだブヒィ!勇者の出番ブヒィ!」


いや俺、確かに勇者だけどもそんないきなり来られても……

レベルとかそこまで上がってないぞ?

それに魔王が出たって割に、阿鼻叫喚?みたいな感じじゃないし偽物とかじゃないのか?


「いや本物ブヒィ。先代の勇者が寿命で亡くなってからヒデオが召喚されるまでは結構頻繁に来てたブヒィ。だからみんな慣れててそんなに騒がないブヒィ。」


ずいぶんとフットワークの軽い魔王だな。

普通は部下とか送って来るんじゃないのか?


「ああ、魔王の主だった部下たちは先先代の勇者の時代……大体150年くらい前に殆どが倒されたらしいブヒィ。だから、本人が来てるらしいブヒィ。まあ、とりあえず行くブヒィ!」


えー。あんまり行きたくないな……


「そんなこと言わずに行こうブヒィ。もうボク達以外のこの街に居る冒険者はみんな行ってるブヒィ!行かないと、さすがに体裁が悪いブヒィ……」


……はぁ……しょうがない。行くか……


「場所は南門ブヒィ!早く行こうブヒィ!」


何もこんな時間に来なくてもいいだろうに……

はぁ……眠い。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


で、南門に着いた訳だが……

凄い人だかりで門の外が全く見えない。

この街にこんなに冒険者居たのか……


「ん?ああ、ここに居る人の半分以上は一般の人ブヒィ。」


は?一般人が居たら危ないだろ!?


「まあまあ、とりあえず門の外まで出るブヒィ。」


気が進まないけど、行くしかないか……

すいませーん。どいてくださーい。とおしてくださーい。

人の波をかき分け進む。

痛っ!

誰だ足踏んだ奴!

うおっ!押すなよ!

っとっとっと

ポフン……


「きゃあっ!」


な、なんだ!前が見えないぞ!

顔が何かやわらかいものに包まれている。

ムニュムニュ


「…………!!」


プハァっ!

いったいなんなんだ……

何かから抜け出し、顔を上げる。


「……………………」


そこには僧侶風の少女がワナワナと身体を振るわせていた……

なんか見覚えがあるな。

……あ!

あの爽やか風イケメンのパーティに居た娘だ!

ああ、思い出した思い出した。

おや?その振り上げた右手はなんでしょうか?

え?歯を食いしばれ?

…………はい。

うん。しょうがないね。

……しゃあっ!来いやー!

瞬間唸る右手!

腕全体が霞む程の速度で振るわれる!

拳ではなく掌。

故にそこまで威力は無いはず!

そう思っていた……

メシャァァアアアア!!!!

ぐぅ……ぅううああああああ!!

あまりの衝撃に視界が明滅する。

身体の浮遊感からして恐らく俺は宙を舞っているのだろう。

僧侶の見た目に反して凄まじい膂力だ。

だが、それほどの一撃を受けて俺が死んでいないということは彼女が咄嗟に手加減をしてくれたのだろう。

多分そうだ。

そうに違いない。

そうだと思う。

そうだと信じたい……

あれ?俺、結構余裕あるんじゃnグッシャアア…………

ぐぇえ……!!

着地したようだ。

はあ……はあ……はぁ……

首っ!首が付いてる!良かった……ふぅ……

流石魔王だ!その眼前に立つまでにこれほどの試練を受けることになろうとは!!(キリッ!)


「ヒッ!ヒデオー!?どうしたブヒィ!?いきなり吹き飛ばされて来たブヒィ!?」


ふっ……おいおい落ち着けよシューバイン……

ふっ……世界の心理を垣間見ていたのさ……


「……何が有ったのかはよく分からないけど、ロクでもない事って言うのだけは分かったブヒィ。」


ふっ……手厳しいな。理解されないとは悲しいぜ。

…………で?魔王はどこだ?


「いきなり素に戻ったブヒィ……魔王ならあれブヒィ。」


こんな苦労(?)したんだ。

元々の目的を達成しないとな。

そう思い、シューバインの指す方向を見てみる。

そこには……

どう見ても一般人にしか見えない人たちに只管ボコボコに殴られている優男が居た。



魔王の実装は次話です☆


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