表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

悪役たち

耳をつんざくような悲鳴と共に壁がガゴォォォン、と崩れ落ちる。

男が四人と女が六人、それを聞いてため息を吐いた。

二言三言言葉を交わし、外に出る。

いつの間にか湧いて出たスライムたちを簡単に引き裂き、貫き、祓いながら6人は悠々と歩く。

悲鳴の主が死のうが彼らには関係がない。

なぜなら彼らは、


「悪」だから。

「た、助けて・・・」

ピクピクと痙攣しながら伸ばされる手とその少しの希望を見たような表情を、目の前にしゃがんだ少女は一蹴した。

「気づいていないんですね、お可哀想に。」

一拍置いて、

「あなた、下半身無くなっちゃってますよ?」

「え・・・?」

初めて気づき、あまりの痛みに絶叫する女性を一瞥し、下半身を喰らったモンスターを見つめる。

「ぅー。こいつら強いかもなんだよ、テトラぁ。」

幼い巫女服の少女が言う。

「そうですか、じゃあみんなでがんばりましょうね。」

さらっと言い、6人のそのうち四人が「元」学生であるパーティーはただいまより彼らの何十倍もの身長を持つボスモンスター『ニゲルダ』に挑む。

『ピロン』

『エリアボスモンスター『ニゲルダ』との戦闘が開始されました。勝利すればエリアが拡大されます』

6人の携帯にメールが届く。

同じように、世界中の人々にこのメールが届いたことを知りながら、6人は戦闘を開始した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ