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崩壊世界  作者: 白兎 龍
悲しみの御手
1/10

1枚目



 遭難1枚目



 学舎で帰り支度をしていた……はずだった(・・・・・)


 何かが割れる音が聞こえたんだ。


 新学期早々に誰かが窓を割ったらしい、先生に叱られるぞ。と、そう思った。


 だから練習場のある方を向いたんだ。



 ……そこには何もなかった(・・・・・・)




 断崖絶壁。

 周囲は吹きさらしの荒野。


 遠くでは翼の生えた豚の群れが空を舞い、何処からともなく現れた巨大な魚に一飲みにされ、かと思えば突如魚が破裂し小さな魚の群れとなり、現れた時と同じように何処かへと消えていった。



 急に日が傾いた。

 空を見上げれば、足が4本生えた太陽が、のろのろと南へ歩きだしており、替わりにとでも言うかのように、二足歩行の兎の影がのろのろと月を背負って歩いてきた。


 ここはどうやら普通の場所では無いらしい、元の場所に戻るために帰り道を探さなければ。



 

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