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回廊

作者: 尚文産商堂

それは巨大な迷路のようなものだった。

紀元前2から3世紀ごろに作られたと言われている、ラングマン大公国の迷宮だ。

なんのために、誰が、どのようにして作ったのか。

それら全てが謎に包まれている。

古くは古代ローマ時代にはすでにほとんど使われていない廃墟となっていたという記録がある。

そうなれば、実際に作られたのはさらに以前になるだろう。

だが、これらの中でも唯一、廃墟と化さずに使われ続けている場所がある。

迷宮回廊と呼ばれる、最も外側の部分だ。

今でこそたくさんの観光客が訪れている名所となっているが、地元民は、このサッカーコート十何面にも及ぶ迷宮の封印だと固く信じている。

そのため、ここから先は誰も立ち入れないようになっていた。

そのため、これが回廊とだけ呼ばれるようになり、内部がいかに朽ち果てようと外側だけは守られ続けたようだ。

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