監視下におかれる
あのくそったれな科学者を倒し、ハンター協会でグランドさんに報告すると首根っこを捕まれ奥の部屋に連れ込まれた。拷問でもされるんやろかワシ……。
「うわあぁぁ!マフィアが一杯いるぅぅ!?」
信じられない光景であった。五人のマフィアに囲まれて、俺は戦慄した。何これマトリッ○ス?
「マフィアじゃないと言っただろう?小僧」
いやいや、サングラスでも掛ければ立派なボスですよ。すでに風格が漂ってますぜ旦那。
「お前の報告を聞く限り、今の所は異常が無いようだが今後は分からん」
「そうですね、明日エイリアンになる可能性もありますもんね、キシャー!」
と冗談で威嚇したら殴られた。ドリルの時みたいに頭消えたかと思った。
「よって、今後お前は監視下におかれる。」
「実験体の再来ですかぁ?GPSでも埋め込まれるんですかねぇ?」
ヤンキーのようにガンを飛ばす。俺の自由は俺のもんだ!
「ふん、そんなことはしない。」と言うと首輪の装置に手を触れ、すぐ手を放す。
「これでお前はハンター協会監視下に置かれる。また、異変があった場合即刻廃棄処分する」
魔法か何か分からんが、光ったりしてくんない?あと、ゴミみたいな言い方もやめてくんない?
「ほら、早く出ろ。俺は忙しいんだ」
五人に睨みつけられ、連れ込まれた俺はトボトボと部屋を出た。
「あの残りのマフィア、威嚇要員か?」
「よう、どうだった?触手生えたか?」
「装置触って終了だったわ。あと触手は生えねーよ」
ルフにデコピンを喰らわすも、大して効いてないのが悲しい。
「今回も無事で良かったね」
可愛いことを言うムイムイちゃんの頭を撫でる。この子はええ子や。
皆ワイワイ言いながら協会を出ようとするので、マフィアがまだ部屋から出ないのを確認し、皆を引き留める。
「お前らに大事な話がある」
俺は真剣な顔で皆を見つめる。俺にとって、とてもとても大事な話だ。
皆不安そうにこちらを見る。いや、ハンターやめるとかじゃないよ?
「BAの頭が吹っ飛んでお金がありません」
すると皆呆れた顔でため息をつく。
「BAの修理代(と酒代)を貸してください!」
俺は土下座した。BAの修理代は高い。ついでに小声で酒代も貸してくれってね。
酒が無ければ生きていけない。この辛い異世界を生きるのは金と仲間、そして酒が必要なんです!
俺は皆に殴られた。なんでやねん




