死の予感がするプロローグ
「四つ脚だ!逃げろっ!」
遠くから獣人の男の声が聞こえると、慌てて他のパーティーメンバーが戦闘態勢に入る。
「こっちにはあんなの出ないって言ってたじゃない!」
エルフの女がヒステリックに喚く。しかし、出たモンはしょうがない。
ドワーフの男が「ハンマーが通じれば良いんじゃがの」などとぼやきつつ正面を見据える。勿論、獣人の男が来た方向である。
「ど、どうしよう?逃げたほうが良いかな?」
ポックル族の少女が不安気にこちらを見上げる。
思わず彼女の頭を撫でそうになるが、今はそれどころではないと思い直し、慌てて手を引っ込める。
「一か八かだが、ヤルしかねぇな」と俺が言うと、彼女はニッコリと笑って「がんばろうね」なんて可愛いことを言った。
「悪ぃ!離せなかった!」
申し訳なさそうにパーティーメンバーに謝る。しかしエルフが「運が悪いのは日頃の行いじゃない?」などと自分の事を棚に上げるエルフが、獣人に文句を言いつつライフルを構える。
「最悪の場合、俺が殿だな」とため息を吐きつつ、BAの乗り込む。
遠くに見えた四つ脚が、もう射程内に入ったのかエルフがライフルを撃つ。
さぁ、エイリアンをぶっ壊そう!