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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第3章
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病院

「やはり、年齢からくるものでしょうね。」

近所の動物病院の医者に言われる。

ちなみに、雫は病院が嫌いである。

特に注射が大嫌いである。

医者が触ろうとするたびに威嚇する。


「そうですか・・何か気を付けることはあるでしょうか?」

「栄養のあるものを食べさせるようにしてください。あと柔らかいものを増やしたほうがいいかもしれません。」

「そうですか・・」

「運動も大切ですけど、けがも心配なので無理させないようにしてあげてくださいね。」

「わかりました」

「とりあえず、今日は予防接種はなしにしておきましょう。」

「はい。」


家に帰ってきて、雫をキャリーから出してあげる。

すると、ケージの前に走っていき、鳴く。

「にゃー!」(慰謝料を請求する!)


以前なら自分でケージに飛び乗るのに。

最近は抱っこしてケージの上の段に乗せてあげる。

そして、おやつにささみのフリーズドライをあげる。

これがお気に入りなのだ。


暫くすると満足したのか、また鳴いた。

また抱っこでおろしてあげる。


ご飯を食べる場所を変えてあげたほうが良いかもしれない。


「それで、病院ではどうだったんですか?」

高木さんが聞いてくる。

「やはり、年齢的なものだそうです。栄養のあるものを食べさせるように言われました。」

「そうですか・・心配ですね。」

「はい。もっと長生きしてほしいですからね。」


雫がうちに来て、もう十数年。

いつまでも子猫と思っていたのだが・・・

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