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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第3章
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第3章 プロローグ 陽だまりの中で

高木さんとハナちゃんがうちに来るようになって、もう1年たった。


子猫のころ、小さな体で必死に雫の後をついて歩いていたハナちゃん。

いつのまにか、雫より大きくなっていた。

雫が4kgくらい。

ハナちゃんは6kg弱らしい。


だけれども、あいかわらず雫のそばにいることが多い。

今も縁側で丸くなる雫の横で毛づくろいをしている。


「お昼ご飯できましたよ。」

あいかわらず、高木さんはご飯を作ってくれる。

私も手伝ったりするのだが、できるだけ高木さんが作ろうとするのだ。

いわく、誰かのために料理をするのが好きなのだとか。

うちに来る理由については、ハナちゃんが来たがるとか、2人分の食事を作るほうが食費が安いとか。

なんだかんだ言って、もう毎週来るようになっている。


「ありがとうございます。」


そう言ってリビングに向かう。


雫の様子を見ると、まだ縁側で丸くなって寝ている。

最近は寝ていることが前より多くなった。


今は、声をかけるのはやめておこう。

ゆっくり寝かせてあげないとね。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 雫も老猫かぁ~ [一言] 雫には最後まで日溜まりの様な日常の中で過ごして欲しい。
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