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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第2章
88/132

発熱③ 雫Side

あの女。

高木さんと言ったか・・


家を出て行ったと思ったら、一時間くらいで戻ってきた。

あの子猫を連れて。


「山崎さん、大丈夫ですか?」

「あれ・・高木さん、帰ったんじゃなかったんですか・・」

「大丈夫、心配しないでください。ハナちゃんも一緒ですよ。」

「・・・すみません・・」

そう言ってご主人はまた眠りについた。

私はご主人の横で体をくっつけてうずくまる。


ご主人、よくなってくださいね。


あの女(高木さん)は台所にいって、濡れたタオルをもってきてご主人の額のタオルを交換する。


”ししょー、ししょー。大丈夫ですか?”

あの子猫が聞いてくる。


”おとなしくしなさい。ご主人が寝てるのよ”

”はあい”


私だけでは、どうにもならなかった。

ちょっとだけ、あの女・・・高木さんに感謝しているのだった。

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